新型MINI現わる! 2023年にフルモデルチェンジ! フルEVになる日はすぐそこ!

■大きく傾斜したフロントウィンドウ いくつもの「伝統」が消滅?

 サイドビューでまず目につくのは、大きく傾斜したフロントウィンドウ。

 MINIはクーペ系のモデルを除けば、伝統的にフロントウィンドウが立っているのが特徴だった。しかし、その伝統が新型で失われることとなる。

 ドアハンドルが従来のグリップタイプからフラップタイプに変更されたことも見逃せない。これによりクラシックMINI由来の伝統的なデザインアイコンが姿を消すことになる。

 もうひとつ気になるのが、フェンダーアーチとフロントフェンダーのサイドスカットル。写真を見る限り、R50の初代MINIから受け継がれてきたフェンダーアーチの膨らみが確認できず、サイドスカットルも偽装に見えるのだ。

 中国のスクープ写真では両方とも確認できないので、これも廃止になる可能性が高いといえる。

 また、サイドウィンカーがドアミラー内臓型になっているのも目新しいポイントだ。

■リア周りのデザインはさらに衝撃的

プロトタイプのリアビュー。カモフラージュ柄以外にも様々なダミーが施されているが、それらをかいくぐり予想してみると、従来のMINIから大きな変貌を遂げていることが伺える
プロトタイプのリアビュー。カモフラージュ柄以外にも様々なダミーが施されているが、それらをかいくぐり予想してみると、従来のMINIから大きな変貌を遂げていることが伺える

 もっと衝撃的なのがリア周りのデザイン。

 一見すると従来のMINIそのものだが、テールゲートはテールライト周辺にくびれがあり、下部もラウンドしていることが分かる。

 これはテールライトのデザインが三角形になることを意味していて、ナンバープレート上部のテールゲートハンドルの盛り上がりもダミーである可能性がある。

 実際、中国で撮影されたスクープ写真ではこの部分がテールライトの左右を結ぶガーニッシュとなっていて、テールライトもスパイダーマンの目を彷彿とさせるデザインとなっていた。

 現行MINIではユニオンジャックをイメージしたLEDテールライトが好評だが、新型ではあっさり手放してしまうのだろうか?

■従来のキープコンセプトから決別?

 インテリアの写真は公表されていないが、別のスクープ写真ではステアリング前方のメーターパネルが姿を消し、ヘッドアップディスプレイのみが存在していた。

 その代わりに円形のセンターメーターは巨大化され、ユニークなデザインとなっていた。

 これらから見えてくるのは、新型MINIは従来のキープコンセプトから決別し、新世代のデザインとなっていること。

 マーケティング的にも、英国らしさを主張したこれまでのMINIとは違う方向性にしていくのだろうか?

 いろいろな意味で、新型MINIは目が離せない存在となりそうだ。

【画像ギャラリー】「Aピラーが大きく傾斜したミニ」!? 伝統のデザインを捨てて一新されたMINIのEVプロトタイプをギャラリーでチェック!(16枚)画像ギャラリー

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