■勤続11年(2011年発売)
2011年といえば東日本大震災が発生した年。『がんばろう日本』をスローガンに一丸となって復興を目指した。この年に誕生したクルマで現在も発売されているのはCT200hのみと、唯一の勤続11年車だったのだが……?
●レクサス CT200h(今でも魅力度:★★★☆☆)
先代プリウスベースのプレミアムハッチバック。登場時は魅力を感じたが現在は古さが目立つ。今後はUXを実質的な後継車に今年10月で生産終了となる。
■勤続12年(2010年発売)
2012年といえばNHKで『龍馬伝』放送、尖閣諸島問題、ドラマ『フリーター、家を買う』放送もちょうどこの年の出来事である。そんな今から12年前に登場し、今も生き残っている勤続12年車もわずか2台のみとなっている。
●三菱 RVR(今でも魅力度:★★★☆☆)
かつて2列シートミニバンだったRVRは、現行の三代目モデルで初代アウトランダーを小型化したコンパクトSUVとして復活。登場時からパッとせず、仕上がりは堅実なのだが、買いたくなる魅力が薄れてきたのも事実だ。
●日産 マーチ(今でも魅力度:★★★★☆)
タイ生産の現行マーチが登場時こそ燃費のよさに感心したが、それ以外はクルマとしての魅力は薄い。ただMTのNISMOは面白いクルマなので買う価値あり!
■勤続13年(2009年発売)
13年前……皆さん、13年前って何をしていたか覚えていますか? ノンアルコールビール『キリンフリー』発売、桜島噴火などがあった年ですが……。クルマの話に戻すと勤続13年車はどれも根強い人気を誇る3台も残っているぞ。
●日産 フーガ(今でも魅力度:★★★☆☆)
セドリック&グロリアの後継車で、現行で2代目となる。初代と同様スポーティかつグレードによっては絶妙な緩さをバランスした乗り味は魅力。ただ放置期間の長さもあり古さは否めない。
●日産 NV200バネット(今でも魅力度:★★★★☆)
OEM時代も含めると5代目モデルとなるコンパクト1BOX。現行モデルはフロントノーズを置くFF車に移行しており、1BOXカーとしては乗用車的に運転できる。
●トヨタ ランドクルーザープラド(今でも魅力度:★★★★★)
2002年登場の先代モデルのキャリーオーバーながら、一部改良もあり魅力はいまだ色褪せていない。またプラドは本格SUVながら「あらゆる局面で何とかなる」というのも売れている大きな理由だ。
■勤続14年(2008年発売)
さてさて次は勤続14年! iPhone3G発売、北京夏季五輪開幕、「あなたとは違うんです」……もうこれだけで急に昔の話っぽく感じられるのだから時の流れとは残酷である。そしてこの時代の生き残りはZ34のみだ。
●日産 フェアレディZ(今でも魅力度:★★★★★)
型式名を継続したためベテラン社員扱いになったが、れっきとしたデビュー前モデルだ。ゆえに「今でも魅力度」は当然、満点。国内唯一の400ps級エンジン+3ペダルMTに期待。
■勤続15年(2007年発売)
とっくに干支は一巡している15年前の2007年。「どげんかせんといかん」が流行語大賞になるなか、GT-Rは世界のスーパーカーに立ち向かえるクルマとしてデビュー。毎年進化しているから勤続15年とかそんなの関係ねえ!
●日産 GT-R(R35)(今でも魅力度:★★★★★)
ニュルのラップタイムや0-100km/h加速といった絶対的な速さだけでなく、「マルチパフォーマンス」というコンセプトを持つスーパーカー。新車はいつ買えなくなるかわからないだけに、欲しいなら即買いオススメ。
●三菱 デリカD:5(今でも魅力度:★★★★★)
デリカD:5は「軸足はミニバンながら、悪路走破性はSUV並」というライバル不在のモデルで、登場から10年以上が経っても販売は堅調だ。2019年の超ビッグマイチェンでは欲しかった要素がほぼ盛り込まれいまだ魅力的な存在。
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