単調な高速道路はダルい状態になりやすい
出発前に仕事をしていたこと。ちょうど晴れた日でポカポカしていたこともあり、出発後最初の計測が最も疲労しダルい状態となった。その後高速道路を運転している状態では現状維持となっているが、高速道路を降りワインディングのある一般道を走行すると、交感神経が活発となりシャキッとしている。
この数値を見る限り、高速道路は眠い状態。歩行者への注意やハンドルやアクセル操作を頻繁に行う一般道では自律神経は活発とんっている。高速道路と一般道では、単調な高速道路では眠い・ダルいという状態になりやすく、一般道ではより気が張った状態になるというのが一般的だ。
このように高速道路をロングドライブすると、疲れやダルさが蓄積していくため、休憩を行い疲労回復させないと事故につながる可能性があるのだ。しかし、ただ休憩しただけでは疲労回復はしない。それを示したのは、今回のテストだ。
このグラフは高速道路を走行し、1時間走行するごとに約30分の休憩を取り、その前後を疲労ストレス計で計測したもの。1度目の休憩時には温かくなるアイマスクを使用し、イスを倒して休憩。2度目はJAFの座ってできるドライビングストレッチを行った。
本来は、休憩するともっと回復していなければならないのだが、ストレッチを行った後が最もダルい状態となってしまっている。結果的に休憩の仕方が誤っていると疲労回復しないのだ。
今回、イスを倒して休んでも睡眠を取ることができなかったのだが、短い時間でも睡眠を取ることが疲労回復には一番効果的とのこと。
例えば、仕事している人に休憩時間になったら、まずカフェインの多い飲み物であるコーヒーやエナジードリンクを飲んでもらって、寝てもらう。そして15分くらいたつと吸収したカフェインが体中にまわって、ちょうど気持ち良い目覚めとなるというのだ。
この実験のときも寝られたときと眠れなかったときでは全然回復力が違ったという。ただ目を閉じて横になるだけでは、ほとんど疲労回復はしないが、寝られたという人は回復傾向になるのだ。
今回最初の休憩で寝られないというのは、一般道の走行時間が長く、高速道路の走行が短かったため交感神経が活発だったことが一因。交感神経が活発な状態だと入眠しにくいそうだ。ただし、目を温めるというのは副交感神経優位になりやすいので、しっかりと休憩を取ることができる。
安全運転を行うためには、正しい休憩の取り方も重要であるということが今回の検証によってわかった。
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