もうちょいの工夫でスメハラ車から完全脱却
ハンドル、シフトノブのようなよく触れる場所は皮脂が付きやすいため、こまめに拭くことを習慣化しよう。さらに、体の垢やフケにも皮脂は含まれているので、掃除機での清掃を定期的に行うことも有効だ。掃除をする時間がないなら、フロアマットを外してゴミを叩き落すだけでも加齢臭の軽減効果は見込める。
また、長時間に渡り運転をする時には、ウエットタオルでこまめに体を拭くというのもかなり効果的だ。特に、首の後ろ、背中、胸まわり、脇の下は入念に。加えて、衣類用の消臭スプレーを使用したり、消臭機能が付いたシャツを着るのも効果的だ。
入浴時は、背中、脇の下、胸、後頭部、首回りはボディシャンプーでしっかり洗うことも忘れずに。洗髪は、髪だけではなく頭皮もしっかり洗う。とにかく、加齢臭もミドル脂臭も余分な皮脂を体に残さないことが重要となる。
加齢臭、ミドル脂臭を出さない体になる
加齢臭やミドル脂臭を車内にこびり付かせないためには、加齢臭やミドル脂臭を発生させない体になることが理想だ。イヤな臭いはモトから断つのが一番なのだ。ここからはいくつかの対策法を解説していこう。
■運動をする、湯舟につかる
ベタベタした汗をかく人は汗に皮脂が多い証拠。つまり、加齢臭やミドル脂臭がキツめの可能性大。これを改善するには、汗をしっかりかける体を作ることだ。理想は、30分以上の運動を週に2日以上行うことだ。これはちょっとハードルが高すぎるという人は、湯舟につかる入浴を。シャワーで済ますのではなく、38~40度程度の湯に10~15分程度つかって汗をかくようにしよう。
(※編集部注/一般的に言って男性は洗髪(シャンプー)の時間が短く、洗い残しが多い(特に耳の後ろやうなじ周り)。美容師が推奨する洗髪時間は3分前後だが、1分未満の人は多い。この洗い残しがキツい体臭になるパターンは多いのでご注意されたし)
■飲酒、タバコの量を控える
アルコールや喫煙も加齢臭とミドル脂臭を悪化させることがわかっている。そのため、飲酒量、喫煙量を控えるようにしたい。
■脂っこいもの、ジャンクフードを控える
揚げ物などの脂っこい食べ物は皮脂の分泌量が増やすため、食べ過ぎ注意。また、ポテトチップスなどのジャンクフードも脂質が多いので要注意だ。
■イライラしない
前述のように、ストレスは加齢臭とミドル脂臭を悪化させる。また、近年では加齢臭とは別に「ストレス臭」なるものが発生することも明らかになっている。
■7時間睡眠を
寝不足も臭くなる大きな原因。寝不足で疲労が蓄積すると、加齢臭やミドル脂臭に加えて、アンモニア臭がする「疲労臭」が発生することがわかっている。理想とされるのは7時間睡眠。ちなみに、寝すぎも逆に体を疲れさせることがわかっている。最大でも1日8時間にとどめておこう。
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