ヴェゼルの納期遅れもサンルーフの影響!? 生産性が各段に下がる可能性も
そして最後の理由として考えられるのは、生産性とコストの問題である。
サンルーフ装着車と非装着車を設定した場合、当然ながらルーフパネルやルーフライニングは2種類必要となり、配線類も最近のクルマは統合制御が進んでいるため2種類必要となるだろうから、その分コストが上がってしまうのは当然の流れ。そして生産する手間もサンルーフありとサンルーフなしの2種類が存在するため、生産性も低下してしまう。
特に現在のようにコロナ禍で部品供給が滞ってしまうような状況では、サンルーフ設定車のみ納期が大きくかかってしまうということもある。実際のところホンダ ヴェゼルのPLaYグレードのみオーダーストップとなっているのも、PLaYグレードのみに設定されているガラスルーフに関わる部品の供給遅れが影響しているという見方もあるのだ。
そのためサンルーフを設定できるのは、ある程度ユーザーに余裕があるため選択 率も高く、かつそこまでまとまった台数が一気に出ることが少ない高級車が中心となっているというワケなのである。
そうでなければダイハツ タフトのように全車ガラスルーフ(サンルーフではないが)を標準装備とすることで一本化したり、ホンダ アコードのようにサンルーフを標準装備としたり(こちらは海外生産車ということもあるが)といった対処法が現実的と言えるのだ。
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