■デリカD:5が持つ強み[6] 『三菱にとって安定して販売できる貴重な小型/普通車』
デリカD:5の販売が堅調な背景には、三菱側の事情もある。今の三菱の国内販売台数は、直近では持ち直す傾向にあるが、2022年1~5月で見ると、国内の乗用車メーカーでは最下位だ。
しかも三菱の国内販売台数の内、軽自動車が44%を占める。販売台数が少なく、なおかつ低価格化まで進んだ。三菱の小型/普通車は、OEM車を除くと、デリカD:5、アウトランダー、エクリプスクロス、RVR、ミラージュに限られる。
この内、アウトランダーは2021年に新型になって人気を高めたが、それ以前から安定的に販売される人気車は、デリカD:5のみだった。いわば三菱の国内販売を支える最も重要な車種だから、その特徴を磨きながら、大切に育てている。
販売店のセールスマンは「デリカD:5は、お客様、メーカー、販売店のみんなから可愛がられている商品です」とコメントしていた。
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