WRCのチャンピオンマシン直系のテンロクスポーツ「トヨタ GRヤリス」
1.6リッターエンジンを搭載したコンパクトスポーツ、いわゆる”テンロクスポーツ”。90年代には隆盛を極めたものの、その後は急速に失速。最後の砦とも思われたスイフトスポーツも2019年に1.6リッターNAエンジンから1.4リッターターボエンジンへとシフトし、もはや絶命の危機に瀕している。そんなテンロクスポーツのカテゴリーに光明が!! それがGRヤリスだ。
トヨタが世界ラリー選手権で培ったノウハウを傾注したスポーツカーで、トップグレードの「RZ」に搭載されるエンジンは、大型の空冷インタークーラーを装備した1.6リッター直列3気筒ターボで、最高出力272ps、最大トルクは370Nmを発揮。これは3リッター自然吸気エンジン並のパワーを誇る。トランスミッションは6速MTのみの設定で、駆動システムは4WD。
FFの1.5リッターNAエンジンを搭載した廉価版も用意されているが、ここはあえて「RZ」推し!! チャンピオンマシンの血統を受け継ぐ、スパルタンなテンロクスポーツの走りを堪能してほしい!
2022年後半に発売される新型「GRカローラ」は、GRヤリスにも搭載される1.6リッター直列3気筒インタークーラーターボを搭載。最高出力304psというモンスターだ!!
孤軍奮闘! 現存する唯一の軽オープンスポーツ 「ダイハツ コペン」
またかと言われてもこれはハズせない、刮目してほしいのがコペン。「またコペン」と思っている人は多いのではないだろうか? とはいえ、このクルマはやはりハズせない!
めでたく2022年に初代誕生から20周年を迎えたコペンは、オープンカーとライトウェイトスポーツが絶滅寸前のなか、孤軍奮闘してくれている功労者(車)と言っても過言ではないからだ。
2014年に誕生した2代目は、電動式開閉ルーフは初代から継承また、外装パーツの交換によるカスタマイズが可能とする、内外装着脱構造「DRESS-FORMATION」の採用により、一台で何度も美味しいクルマとなっている。高剛性を実現した、新骨格構造「D-Frame」も見逃せないテクノロジーだ。
スタイリングのバリエーションの豊富さも大きな魅力で、「Robe(ローブ)」、「XPLAY(エクスプレイ)」に加え、2015年には「Cero(セロ)」、2019年には第4のモデルとして「GR SPORT(ジーアール スポーツ)」が発売されている。
カローラフィールダー同様、長いモデルチェンジサイクルもコペンのもうひとつの魅力。初代も約10年に渡りモデルチェンジが行われなかったことから、あと少しはこの2代目で突っ走りそうな勢いだ。
9月に限定1000台で発売予定の20周年特別仕様車の先行受注がわずか5日間で終了。コペン人気の高さがうかがえるニュースだ。ホンダ S660は2021年も生産終了し、軽オープンスポーツが風前の灯火となっている今だからこそ手に入れておきたい超名車!
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