■ほぼ新車なのに超格安!? 登録未使用車こそ狙い目
とはいえ、マイナーチェンジを実施したのは事実だ。そうなると、より狙い目となってくるのは、数kmしか走っていない極上の中古車、業界用語では「登録済未使用車」と呼ばれている中古車だ。
ほぼ新車といえる内容で、即納かつ新車価格より安価になっているのが登録済未使用車の特徴だ。新車がマイナーチェンジを実施してしまうと、店頭に並ぶ登録済未使用車がマイナーチェンジ前のクルマになってしまう。
そのため販売店としても鮮度があるうちに販売してしまおうと、お買い得感を増すような値付けにすることが多い。マイナーチェンジ直後の今は、まさに狙い目のタイミングといえる。
もっとも、試乗車あがりの個体がナビなどのアクセサリーが充実しているのに対して、最初から登録済未使用車になることが前提の個体はアクセサリー類がほとんどついていないことが多い。
グッと安くなっているように見えても、カーナビなどの装備を追加すると、それなりに乗り出し価格は上がってしまう点は留意したい。
■フリードのリセールがヤバい! 5年乗っても40%越え
ちなみに、筆者は現行フリードの初期型に乗っていて、4年9か月(2回目の車検まで3か月を残した状態)で売却した経験を持つが、その際の買取価格は新車価格の40%を超えていた。突出して優れたリセールバリューとはいえないが、ハイブリッドではないガソリン車としては十分なレベルであったという印象がある。
今後もフリードが同様のリセールバリューを維持できるとすれば、そして前述したように今回のマイナーチェンジでは外観がほとんど変わっていないことを考えると、このタイミングで試乗車あがりの中古車、登録済未使用車を購入したからといって新車を購入した場合と比べてリセールバリューが大きく変わるということもないだろう。
そうであれば、マイナーチェンジ直後のタイミングだからこそ中古車市場で目立つようになっている高年式・低走行のフリードを狙うというのはありだろう。中古車探しというのは一期一会である、好機を逃さず自分にあった個体を見つけてほしい。
【画像ギャラリー】2022年6月にマイナーチェンジしたフリードを画像でチェック(5枚)画像ギャラリー
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