日々、クルマを運転するうえで道を譲ってもらったらサンキューハザード、というのが暗黙のルールと考えていいだろう(なかには手を挙げて、後続車に「サンキュー」の意思を伝えてきてくれるドライバーもいるようだ)。
他にも「高速道路で渋滞している時、最後尾でハザード点灯」も同様だろう。
その他、いつの間にか浸透し、自分自身も習慣になっている「暗黙のルール」がいくつかあるはずだ。
今回、それらの「暗黙のルール」を7つ、紹介したい。なかには違反になってしまうものもあるので、この機会に認識していただければ幸いだ。
文/松村透
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■教習所でも教えてくれない? 「暗黙のルール」とは
いわゆる「普通免許」を取得する前に、多くの人が自動車教習所に通った経験があると思う。
これは通った自動車教習所や担当した教官によって大きく差があると推察するが、応用編ともいえるローカルルールや暗黙のルールまで事細かに教えてくれるケースは稀ではないだろうか。
事実、筆者の知人の教官曰く「全国統一のルールではない可能性があるため、そこまでは敢えて教えていない」のことだった。
必死に運転の基礎を学んでいる人に対して、過度な情報を伝えるのは混乱を招く可能性があるから、と付け加えてくれた。
しかし、時と場合によっては路上教習中にサラッと伝えることもあるという。あくまでも予備知識として。
■地域やドライバーの経験値次第で「暗黙のルール」が通じないことも
前項で記したように、ドライバーの年齢や経験値、住んでいる/走っている地域など、複雑な要素が絡み合った状態で誰もがクルマを運転している。
全国津々浦々、日本各地を走っているトラックドライバーの方たちと、片道1キロほどのスーパーや病院など、限られた道でしかクルマを運転しない高齢者の方とでは、経験値や情報量に天と地の差があるのはいうまでもない。
脇道から顔を出した軽自動車に道を譲ったものの、ハザードランプを点灯せずそのままするすると前方を走っていてイラッとした! という経験があるかもしれない。
もちろん、故意にサンキューハザードを点灯させていないケースも想定されるが、ただ単に「そういった習慣を知らないだけ」という可能性もありえると考えた方がいいだろう。
コメント
コメントの使い方うちの田舎ではほぼすべてがクラクションですね。原付と軽トラの農家おじいちゃん同士が叫んで意思疎通するシーンをみることも多いですが。
サンキューハザードは道交法違反だよ。