キャンピングカーオーナー激白!! ガチで購入して分かったマルとバツ

■軽キャンは玄人向け!? キャンピングカー3種の違いが衝撃的

大きな車格の中にリビングとベッドルームを載せて走るイメージのキャブコン。まさにそれこそがキャブコンの魅力なのだ
大きな車格の中にリビングとベッドルームを載せて走るイメージのキャブコン。まさにそれこそがキャブコンの魅力なのだ

 ただしこの3タイプは使い勝手と使いやすさが段違い。メリット&デメリットが全然違い、一口に同じキャンピングカーとは言えないくらいです。まずキャブコンは小沢の勝手なイメージでいうなら「動く2DKマンション」。価格は張りますが全長5m弱×全幅2m強の国内最大サイズの敷地の中に、キングサイズやダブルサイズ以上のベッドが2つも置ける。同時にキャビン中央に大人4〜5人座れるにダイニングスペースも設けられます。

 みなさんの漠然としたイメージの中ではキャンピングカーは「動く家」だと思いますがまさにその通り。子供を含む家族4〜5人がディナーをとった後、そのまま寝ることができるのです。

 オマケに60Lクラスの冷蔵庫や専用エアコンは基本常備。マジメな話、価格なりの素晴らしさは小沢が保証します。また5×2mのボディはまさに日本のコインパーキングに止められるギリギリ。運転が上手ければどこでも行けます。地盤が緩いところはダメですが。

 比べるとバンコンは「1DKマンション」。こちらはワンボックスとしてお馴染みのトヨタ・ハイエースや日産キャラバンベースで敷地面積はキャブコンと大差ないどころか、ロングボディは全長5.2mを超えます。

 しかし屋根の高さが決まっているためキャブコンほど上にスペースが取れません。こちらもダブルサイズ以上のベッドを2つ設置できるのですが、1つを折り畳まないと4~5人用ダイニングスペースは作れません。そこが面倒で大人4人が同時に使えますが、寝る時にはベッドルームを作る必要が生じます。そこが少々面倒で小沢が1DKと呼ぶ理由です。

 最後の軽キャンパーはまさに「1ルームマンション」。正直狭めの全長3.4m×全幅1.〇mの軽サイズの敷地にはベッドが置けて1つ。折り畳まないとリビングにならないので完璧にお一人様用。つまり軽キャンパーは一人キャンプを物ともしないクロウト向け。

 よって家族向けとしてはキャブコンかバンコンがオススメですが、価格的にはキャブコンのが高めでなおかつスペース効率が優れているのともう一つ大きなデメリットがあり、それは運転です。

■運転に慣れが必要! 駐車場もかなり気を遣うゾ

魅力であると同時に弱点ともなるのがキャブコンの「大きさ」。運転が得意な人でないと狭い日本の道路を運転するのは難しい
魅力であると同時に弱点ともなるのがキャブコンの「大きさ」。運転が得意な人でないと狭い日本の道路を運転するのは難しい

 バンコン共にどちらも国内で使えるギリギリサイズと言えますが特にキャブコンは高さが2.5m以上あって小沢のクレソンボヤージュなどは2.9m前後ありました。これは運転が得意な男性ならなんとか操れますが、運転が苦手な女性には全くお勧めできません。

 狭い都内の道でかなりギリギリを通るハメになるのはもちろん、高速はまさに車高の高い貨物トラック。仕事で乗った経験のある人ならわかると思いますが、大きなボディは馴れが必要ですし、ボディの重心の高さもあって常にステアリングの修正舵が迫られ、ズバリ軽自動車しか乗ったことのない女性、あるいは運転が苦手な男性でも無理。

 事実、我がクレソンボヤージュをマイ家族は一度も運転しようしませんでした。東京から盛岡往復も私がずっとハンドルを握り続けましたし、往復約2000kmを一人で走り切ったと思います。

 さらに商業施設の駐車場は高さ制限2.5mのところも多く、入れないどころか気付かないでぶつけるケースもままありますし、後退時は完全にバックカメラのみでの運転。これまたそれなりの慣れと経験が必要です。

 かたやハイエースのロングボディのハイルーフ仕様もキャブコンほどではありませんが運転に馴れを必要とします。恐らくコンパクトカーしか乗ったことのない運転を苦手とするタイプには難しいかもしれません。

 いずれにせよ家族用に買ったとしても、軽キャンパー以外は運転を得意とするお父さんのみがドライバーとなる可能性は大です。タマにパパより運転の上手いママさんも居ますが、そういう人は非常に羨ましい!

 それと郊外にお住まいの庭の大きなご自宅をお持ちの人などもほぼ問題ありませんが、小沢のような都内在住者は駐車場もなかなか厳しいものがありました。それまでBMWミニを置いていた自宅駐車場には置けず、別に月2万円強で大きめの駐車場を借りました。

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