■維持費は意外と安い! 所有するには精神的余裕が必須(笑)
一方維持費ですが逆に予想より安く済む部分もありました。基本、本格的なキャンパーは8ナンバー(軽は除く)で初回車検が2年に減らされるのですが、同じ排気量の小型トラックよりも自動車税は1割ぐらい安くなります。
例えば3L車で本来が5万円前後のものが約4万円になったりします。とはいえ排気量は乗用車としては大きめですし、お金は掛かります。重量税も3ナンバー車よりは割引きが利きますが、なにしろ車重が3トン前後ですからそれなりです。
なによりも1番キャンピングカーで厳しかったのは金銭的余裕以上に時間的、精神的な余裕を必要とすることです。これは持ち主の性格や仕事にもよりますが週末にも業務があり、なおかつ子供が大きく育ってしまったような人はなかなか使い切れません。本当にキャンプが好きでお一人様ウエルカムだったり、渓流釣りが趣味でちょくちょく山に行くような人しか難しいかもしれない。
あるいはほんの2時間でも週末時間ができれば、公園でボーッとキャンピングカーで寝るような使い方もありますが、本気で毎週末キャンピングカーを使って遠出出来る人はなかなかいないかと思います。
要は別荘やプレジャーボートのようなものです。最初は楽しく使っても、1年2年それ以上本当にを通して毎週毎月使い続けられる人がどれだけいるのか? お金の余裕以上に、自分に時間があるのか? 趣味があるのか? が問題です。
いろんな意味で余裕ある人にしか本当の意味でキャンピングカーは使い切れないのです。そう言う意味ではリタイアしたお金持ちには向いていると思います。事実いま日本で退職金を使ってキャンピングカーを購入、夫婦で旅行に出かける人も多いそうです。
また書いたことと多少矛盾しますが、キャンピングカー最大の喜びは「所有している」こと自体かもしれません。いつでも「遊びに出かけられる」「家族や恋人と旅行に行ける」「一人になれる」その可能性を自分が持ち続けられることがうれしいのです。そしてその可能性を適度に発揮し続ける人こそがキャンピングカーを持ち続けられるのかもしれません。
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