■ギミック満載の進化がスゲー! キャップの開閉を片手で操作できる工夫まで
たかがカップホルダーと侮るなかれ、メーカーのこだわりや知恵がぎっしり詰まっているのがカップホルダーである。特にここ最近の進化はスゴい。小さな紙コップから長めのペットボトルまでを快適に出し入れできるよう、ホルダー底の深さを可変式にするカップホルダーが増えている。特にセンターコンソールに搭載されたホルダーには、底のギミックが多いのだ。
ペットボトルのキャップを片手で開けられるように、ホルダーの底をゴム製にしているクルマもある。ペットボトルをカップホルダーに押し付けると滑らなくなり、簡単にキャップが回せるという優れモノだ。また、カップホルダー自体の大きさを変化させ、四角い紙パックも安定しておけるようなものも増えてきている。
■飲み物の温度にも気を遣う時代! もはや後付けホルダーいらず
一昔前は社外品のカップホルダーをエアコンのルーバー部分に引っかけて「エアコンで冷やせるカップホルダー」を作っていたが、こうした機能が標準で用意されたことにも注目したい。
フロント左右のエアコン吹き出し口の前にカップホルダーが作られ、さらにリアエアコンの吹き出し口(センターコンソール後方)にもカップホルダー出てくるのだ。車内に置かれたドリンクの温度にまで気を使う、メーカーの開発陣には頭が下がるばかり。
後付けできる社外品のテーブルやカップホルダーは便利なのだが、取り付け位置によっては、エアバッグの位置に干渉したり、事故の際に取り付けが甘く外れて飛んできたりすることもある。マイカーに合ったものを取り付けないと、危険が伴うことも多いのだ。
その点、クルマに合わせて用意された標準搭載のカップホルダーには、社外品を取り付けた時のような心配事は無い。カップホルダーが増え続ける一つの要因には、作り手側がユーザーの快適性に加え、安全に配慮した結果という点が挙げられるだろう。
カップホルダーやボトルホルダーには、今まで気づかなかった機能が付いていることもある。今一度、愛車のカップホルダーを確認し、考え抜かれた機能美を感じてみて欲しい。
【画像ギャラリー】ひとり何杯置けるの!? クルマのカップホルダーは便利さと安全への気配りの証!!(10枚)画像ギャラリー
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