■イーストは柏地区をネット 日光は観光客の輸送が中心
●星野リゾート界日光入口
東武バスイーストは、千葉県柏市内の西柏営業事務所と沼南(しょうなん)営業所が拠点。東武アーバンパークラインとJR常磐線が交わる柏駅のほか、これら2線とつくばエクスプレスの各駅に発着する千葉県北西部の路線の運行を行っている。また、柏~羽田空港間の空港連絡バスの運行も担当している。
東武バス日光は、日光営業所を拠点として日光市北西部に路線を展開する。JR日光駅・東武日光駅を起点とする中禅寺温泉・湯元温泉までの本線、奥細尾までの支線、および輪王(りんのう)寺・東照宮・二荒山(ふたらさん)神社を循環する「世界遺産めぐりバス」を通年運行。
霧降高原への路線と中禅寺温泉~半月山間を季節運行する。SL「大樹」運行日には、鬼怒川温泉~二荒山神社間の路線バスも運行している。
また、鬼怒川温泉と日光に発着する定期観光バス、鬼怒川温泉・日光~羽田空港・横浜間の空港連絡バスの運行も担当している。
■バスファンにも楽しい「東武博物館」
東武鉄道創立90周年を記念して、1989年、東武伊勢崎線(現・スカイツリーライン)東向島駅の高架下にオープンした「東武博物館」。
ここには、東武鉄道初の電車デハ1形5号、往年の特急車5700形5701号、日光軌道の連接車200形203号などの実物車両が展示されているほか、電車の運転シミュレーションなども楽しむことができ、多くの鉄道ファンを集めている。
鉄道車両だけでなく、キャブオーバーバス日産180型も展示。1950年代の富士ボディはエンジンが張り出した室内も見学でき、熟年ファンには縞々の旧カラーが懐かしい。貸切転用路線車を使ったバスの運転シミュレーションは、ハンドルを回すと前輪が動き、小さな子どもたちに人気である。
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