初代のGT-R、PGC10型は4ドアだった。スカイラインとしては三代目にあたるC10系のボディに、レーシング・プロトタイプから移植した伝説の直列6気筒DOHC24ヴァルヴ・エンジンを搭載、たちまち憧れの存在となった。
それが2ドア・ハードトップ・ボディのKPGC10型にチェンジしたのが1970年秋。レースでの活躍もあって大きな注目のうちに、スカイライン自体は1972年9月にはモデルチェンジされ四代目に移行する。
「ケンとメリーのスカイライン」、略して「ケンメリ」と呼ばれるC110系の登場である。
文、写真/いのうえ・こーいち
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