■ハイブリッド車自身もバッテリー上がりを起こす
なおハイブリッド車であっても、長期間放置したままにしておくと、駆動用バッテリー、補機用バッテリーともにバッテリー上がりを起こすことがある。こうした場合、補機用の12Vバッテリーが過放電になりシステムが起動しないときは、ガソリン車から救援してもらうことは可能なのだ。
他車のバッテリー上がりは救援できないのに、自車は救援してもらえるというのは、血液型でいえばAB型の人の輸血みたいだ(AB型はどの血液型からも輸血してもらえるが、供血できるのはAB型同士に限られる)。
一応、ハイブリッド車のジャンピングスタートの方法も説明しておこう。
ハイブリッド車の補機バッテリーが上がった場合は、ボンネット内のカバーを外し、救護用の端子(+)に赤のブースターケーブルをつなぎ、救援車の+端子とつなぐ。
次に救援車の−端子に黒ケーブルをつなぎ、それをハイブリッド車のエンジンルームの未塗装の金属部につないで、始動させるだけ。とくに難しいことはない。
なお、ガソリン車のバッテリーもハイブリッド車の補機用バッテリーも、平均すると4~5年ぐらいで寿命を迎える。
3年以上交換していないバッテリーなら、一度カー用品店やガソリンスタンドに出向き、専用のテスターを使ってバッテリーのコンディションをチェックしてもらおう。弱っているようなら冬を迎える前に早めに交換だ。
またブースターケーブルは常備して、JAFの会員になるか、自動車保険のロードサービスの契約をしておけば安心。前述した12Vのポータブル電源の購入も検討しておくと万全だ。
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