助けたい気持ちはあるのよ!! これは意外な盲点!? ハイブリッド車のバッテリー上がり対処法

■ハイブリッド車自身もバッテリー上がりを起こす

ハイブリッド車でもバッテリー上がりを起こすことがある。その場合、ガソリン車から救援してもらうことは可能だ(KATSU@AdobeStock)
ハイブリッド車でもバッテリー上がりを起こすことがある。その場合、ガソリン車から救援してもらうことは可能だ(KATSU@AdobeStock)

 なおハイブリッド車であっても、長期間放置したままにしておくと、駆動用バッテリー、補機用バッテリーともにバッテリー上がりを起こすことがある。こうした場合、補機用の12Vバッテリーが過放電になりシステムが起動しないときは、ガソリン車から救援してもらうことは可能なのだ。

 他車のバッテリー上がりは救援できないのに、自車は救援してもらえるというのは、血液型でいえばAB型の人の輸血みたいだ(AB型はどの血液型からも輸血してもらえるが、供血できるのはAB型同士に限られる)。

 一応、ハイブリッド車のジャンピングスタートの方法も説明しておこう。

 ハイブリッド車の補機バッテリーが上がった場合は、ボンネット内のカバーを外し、救護用の端子(+)に赤のブースターケーブルをつなぎ、救援車の+端子とつなぐ。

 次に救援車の−端子に黒ケーブルをつなぎ、それをハイブリッド車のエンジンルームの未塗装の金属部につないで、始動させるだけ。とくに難しいことはない。

 なお、ガソリン車のバッテリーもハイブリッド車の補機用バッテリーも、平均すると4~5年ぐらいで寿命を迎える。

 3年以上交換していないバッテリーなら、一度カー用品店やガソリンスタンドに出向き、専用のテスターを使ってバッテリーのコンディションをチェックしてもらおう。弱っているようなら冬を迎える前に早めに交換だ。

 またブースターケーブルは常備して、JAFの会員になるか、自動車保険のロードサービスの契約をしておけば安心。前述した12Vのポータブル電源の購入も検討しておくと万全だ。

【画像ギャラリー】ハイブリッドカーはバッテリー上がりの救援ができない!? 電気をわけてもらえない社会がくる!!(5枚)画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!