■自作もアリだが基準がしっかりアリ!!
ほとんどの車種で標準搭載されていない三角停止板ではあるが、過去のメルセデスベンツのセダンモデルにはトランクの裏側に三角停止板が標準搭載されていて、トランクリッドを全開することで後続車に危険を伝えるというタイプのものが採用されていたことがあった。
これにインスパイアされて自作で愛車のトランクに三角停止板を設置したユーザーも存在しているが、実は三角停止板には定められた基準があり、大きさや視認性などが決められているため、安易に自作したものではその基準を満たさない可能性もある。
ここではその詳細の紹介は省かせていただくが、気になる人は道路交通法施行規則 第二章の六「停止表示機材の基準」をチェックしていただきたい。
また自立せずにトランクに固定するようなものだと、ブラインドコーナー出口のような場所で停止してしまった場合、トランクに張り付けられた三角停止板を認識したときには、すでに衝突寸前だったというケースも考えられるので、こちらも検討の余地があるだろう。
このように、法令で設置することが義務付けられている三角停止板。もちろん違反になるからという理由だけではなく、万が一のときに二次被害を防ぐという意味合いにおいても非常に重要な役割を果たすものである。
前述したように半永久的に使用することができるにも関わらず、1000円~2000円前後で買えるものが多く揃っているので、もし車載していないという人がおられたらぜひ購入することをオススメしたいところだ。
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コメント
コメントの使い方高速道路での三角表示板の威力は本当に大きい。
車両から数十メートル離れた所に置くのだが、後続車の運転が慎重になるのがよく分かる。自動車レースのイエローフラッグの状態と思えばいいだろう。
後続車の立場で言えばのほほんと運転していても「何だ?事故か?」といった感じで神経を使った運転になるは私も経験するところです。数十メートル離れた所に置く事が後続車への注意喚起には大切でしょう。
この規則によると
板状と灯火式のどちらかあればいい事になっており、灯火式は紫の点滅で視程が200メートルあれば良いという緩い基準です。基準を満たした点滅灯も売られています。三角板を積みたく無い訳ではないが、大きいし重いし緊急時にとっさに組み立てなきゃならないしで実用性に乏しいと感じるので、発炎筒の隣に紫の点滅非常信号灯を常備することにしました。