この一言で数万円変わる!! 愛車を売る時に言ったほうがいいこと&やったほうがいいこと

この一言で数万円変わる!! 愛車を売る時に言ったほうがいいこと&やったほうがいいこと

 コロナウイルス拡大や世界的な半導体不足による新車の納車遅延が発生したことで、中古車の注目度が上がっている。その結果、現在は中古車の買取価格も上昇しているのだ。

 一部では、買取時に高い買取価格を提示し、査定ミスとして後から返金を求めるというケースもあるので注意も必要だ。

 こういったことを避けるためにも、数店で査定を受けたほうが良いだろう。そこで、クルマを手放す際に役立つ情報として、言ったほうがいいこと、言わなくていいこと。そしてやったほうがいいこと、やらなくていいことを紹介する。

文、写真/萩原文博

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どれだけ大切にしてきたかを客観的な証拠でアピール

プロは修復歴など見逃さチェックする
プロは修復歴など見逃さチェックする

 まずは中古車販売店スタッフに聞いた、中古車を査定してもらう時に、査定員に対して言ったほうがいいことと言わなくていいことを紹介したい。

 “言ったほうがいいこと”としてまず挙げたいのは「どれだけ大切にしてきたか」だ。所有している間、どれくらいメンテナンスしてきたか。これを客観的かつ明確に説明できる整備記録簿に加えて、量販店で行ったオイル交換やタイヤ交換などの領収書もしっかり残して説明すれば、査定員もユーザーに対しての心証も良くなり、高査定に繋がりやすい。

 また良いポイントだけでなく、マイナスになるポイントもしっかりと説明することも大切だ。これまでオーナーの愛着を感じられるクルマは、見えるだけでなく見えない部分が修理されていても、査定する側としては、安心して扱うことができるからだ。

 高い査定価格を引き出すためには、これまで大切に乗ってきたという客観的な証拠とマイナスになると思われるポイントも正直に話すことで、査定する側から信頼を勝ち取ることが非常に大切だと言える。

 一方、言わなくても良いことを聞いてみると、査定する側に最初から「○○での査定は幾らだった。と話される方がおられますが、それは心象がよくありません。金額などは交渉の最後で実は幾らと提示されていると話したほうが良い交渉につながる気がします。」と言う。

 査定する側も車種や年式、走行距離などでおおよその買取価格の基準額はわかっている。そこから車両の状態やバックオーダーを抱えているなどの要因によって査定価格は上下するのだ。

 査定する前から、○○では幾らだったという具体的な数字を言われてしまうと、それ以上の金額を提示しなければ、買い取りできないと査定員は思ってしまうし、コンディションをチェックすれば、その金額が正しいか単なるハッタリかはすぐにばれてしまう。

 そうなると、最低する側からすれば、このユーザーの心象は非常に悪くなってしまうので、具体的な金額は査定額を提示されてからのほうが良いだろう。

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