この一言で数万円変わる!! 愛車を売る時に言ったほうがいいこと＆やったほうがいいこと

修理はせず、洗車と室内清掃を行うこと

　続いては、愛車を手放す時にやったほうがいいことと、やらなくていいことを紹介する。

　続いて、やっておいたほうが良いこととして挙げられるのは、洗車と室内清掃だ。さきほども書いたとおり、汚れたままのボディやゴミが散乱したままの車内を見たら、オーナーのクルマに対する扱い方や愛情がわかってしまう。

　したがって、付け焼き刃ではないが、キレイに外観の洗車と車内清掃はしっかりと行ってから査定にのぞんだほうがいいだろう。

　外観をキレイにしたほうが査定額は上がると言ってもボディやホイールなどにあるキズをわざわざ修理する必要はない。スリ傷などコンパウンドで消えるレベルであれば、洗車するときに作業すれば良いが、費用の掛かる修理を行っても、その分査定額が上がる可能性はほとんどないからだ。

　オイル交換やウォッシャー液を補充したとしても、心象は良くなるとは思うが、その費用分査定額が上がるかというとかなり疑問だ。

　タイヤも溝が少ないからといって交換する必要はまったくない。また、後付けしたパーツ類をわざわざ外す必要もない。クルマを手放すときに最も大切なことは、これまでの履歴が書かれた整備記録簿があることを確認しておくことだろう。

　整備記録簿があったとしても、なにも書かれていない真っ白な状態では意味がない。やはり、しっかりとこれまでの履歴が確認できる整備記録簿があることが最も大切なことなのだ。

　クルマを手放す際に、やるべきことはボディの洗車と室内清掃だけで良い。キズの修理などを行っても、査定額がその代金分アップすることはない。と覚えておいてもらいたい。

　それよりは、クルマを所有している間、しっかりとメンテナンスしておくほうが、高い査定につながるのだ。