■スバル フォレスター(最低地上高220mm/293万7000~330万円)
SGP+低重心かつ前後左右の重量配分に優れたシンメトリカルAWDの基本レイアウトはスバル車に共通で、フォレスターの魅力は、4輪の駆動力、ブレーキなどを適切にコントロールしてくれるX-MODEとe-BOXERだ。
e-BOXERは燃費志向ではなく、重いフォレスターに瞬発力を与えるなど、走りを活性化。オンロードでは気持ちのいい加速感と低重心を活かしたシャープなハンドリングが魅力で、オフロードは220mmの最低地上高により悪路の登りなどで威力を発揮。
価格が安く、ミドルクラスSUVでピカイチのコスパだ。
●スバル フォレスター採点
・オンロード性能:★★★★☆
・オフロード性能:★★★★☆
・コストパフォーマンス:★★★★★
(TEXT/松田秀士)
■スバル レガシィアウトバック(最低地上高213mm/414万7000~429万円)
レガシィをベースとするだけにオンロードにおける走りのパフォーマンスは言うまでもない。
FRベース車のようにエンジンを縦置きにすることで重いトランスミッションを車体中心に近づけてマウント。これによって前後荷重配分が50:50に近づき、シャープでバランスのいいハンドリングを達成しているのだ。
また前後のドライブシャフトを等長とすることで駆動トルクの不均等を解消、これがオフロードや滑りやすい雪道などで威力を発揮するシンメトリカルAWDだ。インテリア質感を含めコストパフォーマンスも高いモデル。
●スバル レガシィアウトバック採点
・オンロード性能:★★★★☆
・オフロード性能:★★★☆☆
・コストパフォーマンス:★★★★☆
(TEXT/松田秀士)
■三菱 アウトランダーPHEV(最低地上高200mm/462万1100~532万700円)
リアモーターが高パワー/高トルクの電動AWD。一般的にリアの駆動を電動化したモデルの弱点はそのトルクの貧弱さだが、このクルマはフロントモーターとほぼ同等のパワー/トルクを発生するリアモーターが採用されている。
これはもちろんプラグインハイブリットゆえの豊富な電力量によるもの。さらにモデルチェンジで発電エンジン(駆動もするが)をよりパワフル化したことも大きい。
このAWDの走行性能はオンロードでもアジリティの高いハンドリングだ。100V/1500Wの電源を備えた利便性の高さも魅力。
●三菱 アウトランダーPHEV採点
・オンロード性能:★★★★☆
・オフロード性能:★★★★☆
・コストパフォーマンス:★★★★★
(TEXT/松田秀士)
■マツダ CX-5(最低地上高210mm/267万8500~407万5500円)
初代から現行になってさらに質感がアップした。210mmの最低地上高を生かしたオフロード性能はマツダ独自の4WDマネージメントによって雪道や泥濘の登坂でしっかりした走りを見せる。
もちろんオンロード性能も高く、シャープで粘り腰のコーナーリング性能は筆者のような元レーシングドライバーも高い評価を与えるほど。ハンドリングの高さは言うまでもない。
さらに内外のデザイン性が高く、所有することの喜びも大きく、その点輸入モデルに引けを取らない。ディーゼルもあり、コスパも高い。
●マツダ CX-5採点
・オンロード性能:★★★★☆
・オフロード性能:★★★★☆
・コストパフォーマンス:★★★★☆
(TEXT/松田秀士)
コメント
コメントの使い方タイヤ外径も載せようよ
XVは?