先代より「より人懐っこく」なった!!! トヨタ 新型シエンタ 全方位に魅力200%UPで大充実の出来に

先代より「より人懐っこく」なった!!! トヨタ 新型シエンタ 全方位に魅力200%UPで大充実の出来に

 2022年8月23日、コンパクトハイトワゴン&ミニバンの雄であるトヨタ シエンタの新型が登場した。アクの強かった旧型に比べデザインが洗練され、さらに万人受けするモデルへと変貌を遂げた。自動車評論家 遠藤 徹氏が新型シエンタの情報をお届けする。

※本稿は2022年8月のものです
文/遠藤 徹、写真/TOYOTA
初出:『ベストカー』2022年9月26日号

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■サイズは先代型から全高だけを20mm引き上げ、走り、燃費、実用性が大進化!!

トヨタ 新型シエンタ。異形ヘッドランプはLEDのデイタイムランプで縁取りされて質感アップ。真正面から見るとドッシリ感がある
トヨタ 新型シエンタ。異形ヘッドランプはLEDのデイタイムランプで縁取りされて質感アップ。真正面から見るとドッシリ感がある

 トヨタは8月23日、新型シエンタを発表、発売した。

 従来モデルはヘッドランプやリアのコンビランプからブラックの樹脂製オーナメントをラウンドさせた個性的なデザインを特徴としていたが、新型車はこれらを廃止し、シンプルなボディシェルで仕立てている。

 プラットフォームはTNGAに基づいた新開発のものを採用。ヤリスやヤリスクロスと同じ3気筒1.5LガソリンNA&同ハイブリッドを搭載している。

 ボディサイズは全長4260×全幅1695×全高1695mmで従来モデルに比べると全長、全幅は同じで全高だけを20mm引き上げている。

 これによって室内居住スペースの拡大と使い勝手の向上を図っている。2750mmのホイールベース長、トレッド前後の数字に変更はない。

ヤリス、ヤリスクロス、アクアで定評のあるGA-Bプラットフォームの新採用で、旧型に比べて乗り心地を含めた走りの質感が大きく進化しているのは間違いない
ヤリス、ヤリスクロス、アクアで定評のあるGA-Bプラットフォームの新採用で、旧型に比べて乗り心地を含めた走りの質感が大きく進化しているのは間違いない

 前述のとおりパワーユニットは3気筒1.5LガソリンNA&同ハイブリッドの2ユニットで、性能はガソリンNAが最高出力91‌ps/5500rpm、最大トルク12.2kgm/3800~4800rpm、ハイブリッドがこれに加えてモーター最高出力80‌ps、同最大トルク14.4kgm。

 数値的にはヤリスクロスと同じだが、新型シエンタのほうが車重が重いぶん多少トルクフルに調整している。

 ガソリン車のトランスミッションは、CVTとの組み合わせとなる。

 WLTCモード燃費はガソリンNAが18.2km/L、ハイブリッドが28.2km/Lで従来の各17.0km/L、22.8km/Lに比べてハイブリッドは大幅に向上させている。

次ページは : ■グレードと内装はそれぞれ3種類ずつ用意

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