■シエンタはあくまでコンパクトカーの延長線? ホンダ フリードとの違いは明白!
コンパクト○○(ミニバン・SUV)といったクルマは、元になるジャンルの影響を強く受けるクルマが多い。事実、フリードはステップワゴンやオデッセイといった、ホンダの人気ミニバンの血が濃く、ミニバンをベースにクルマを小さくしましたという印象が強い。
対してシエンタを見ていると、原型はヤリスやアクアといったコンパクトカーにあるのだろう。初代シエンタでも感じた部分だが、ミニバンを小さくしたというよりも、コンパクトカーを大きくしましたという方が、シエンタには似合う。
例えば1列目シートに2名乗車で動き出した際、フリードは後方が広く大きく感じ、手持ち無沙汰な感じを受けるが、シエンタではその広さが気にならない。運転していてもルームミラー越しに見えるリアハッチまでの距離が短く感じ、ミニバン感が薄いのだ。
これにより、単身者はもちろん、夫婦2人で使用するユーザー層にも訴求が強められる。幅広いユーザーへ勧めることができ、無理強いのない提案ができるのは、販売現場としても嬉しい。
フリードへの勝負はもちろんだが、シエンタは好調に走るノートやフィット、ソリオなどにも攻勢を強めることが出来るだろう。
トヨタのカイゼンがシエンタにも反映された。3M(ムリ・ムダ・ムラ)が無くなり、シエンタの良さがより強く感じられるクルマに仕上がっている。今、新型シエンタの脅威に震え上がっているのは、コンパクトミニバンだけではないはずだ。
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