■「Nissan NEXT」は順調。だが、しかし
2018年末のゴーン事件以降、混迷期はあったものの、その後18カ月で15車の新型車を投入し、立て直しを図ってきたのは評価します。
特に、国内のフェアレディZ、サクラ、エクストレイルは市場での評価も高く、日産自動車のイメージを引き上げる効果も大きく、販売面でも順調ではあります。
「Nissan NEXT」は順調ですが、その結果に慢心しないことが大切です。
実際、日産以上に他メーカーはもっと順調ですし、日産の自動車事業が未だに赤字体質であることは大問題です。
現実的には中国でのエクストレイルの販売は計画ほどではないし、米国でのパスファインダー、ローグなども凡庸としています。
4~6月のグローバルでの市場シェアは好調期には6%以上あったものがわずか4.3%に留まります。
到底“経営順調”とは言えない状態と判断せざるを得ません。
確かに日本国内では今まさに新型車投入時期なので元気のよさを感じますし、その新型車が魅力的なので印象がいいのですが、販売台数の規模が大きな北米や中国では新型車投入が一段落しています。
今後の大きな伸びは期待できません。
日産は現況に満足をしていてはいけません。持続可能性に自信が持てない状況で、危機のふちにいると、経営陣は認識しなければならないと警鐘を鳴らします。
低調な株価が暗示していることは、投資家はリアルに経営状況を見ているということです。
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以上、中西氏の見解をご紹介した。うーん、なかなかに手厳しい…。逆に言えば、日産が本当に復調するにはまさに今が正念場だということ。頑張れ!!! 日産!!!!
●中西孝樹(なかにしたかき):オレゴン大学卒。1994年より自動車産業調査に従事し、国内外多数の経済誌で人気アナリスト1位を獲得。著書多数
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コメント
コメントの使い方またベストカーお得意の日産に対するネガティブ記事ですね笑、対してトヨタ車には発売前から恥ずかしいくらい褒めまくりの忖度っぷり!ベストカーは参考にならない。ちなみに私はBMWオーナーなので日産をかばっているわけではないよ。