■3年落ちまでの比較的新しいクルマが市場の中心になってきた
中古車の人気も高く、タマ不足が長期間にわたり叫ばれ続けてきたアルファード。中古車として最も活気があふれる5~7年落ちのアルファードは、かなり台数が少なくなっている。
10月初旬に確認できたトヨタ認定中古車のアルファードは、全国で306台だ。そのうち地域を限定して販売しているものが277台にも上る。全国を販売対象にしているクルマは、わずか29台にとどまった。
販売地域限定車が非常に多いアルファード。新車のオーダーストップがかかったばかりの時期だからこその状況だろう。
ボリュームゾーンになっているのは、500万円~600万円の価格帯。台数では66台と最も多い。そのうち60台は、2019年式以降の高年式車だ。
2017年のMC、そして2018年、2019年の一部改良後に3年残価設定ローンを組み、期間満了で車両返却されたクルマが増えてきているのが一つの理由。もう一つは、オーダーストップがかかった今、試乗車や展示車の数に余裕があるトヨタ販売店が、試乗車として使っていたアルファードを、中古車市場に出している。
販売地域を限定し、「元試乗車」を記載する認定中古車が増えてきた。新車でアルファードを購入したかったというユーザーには特に、試乗車落ちが出回っている今、中古車購入を検討してもらいたい。
■あと半年? いや、もう半年しかないぞ! 今後の見通しは?
新型アルファード登場へ向けて、現行型の生産が急ピッチで進んでいる。ただ、生産計画全体がどんどんと減産されていく中、生産ストップのリスクとは、常に隣り合わせの状況だ。
2023年のGW前後までに現行型の生産を全て終えられると、スムーズに新型の発表発売へと移行できそうだが、リミットはあと6か月程度。後ろ倒しになれば新型の登場も遅れることとなり、トヨタにもユーザーにも良い話ではないだろう。
先の見通しにくくなった新車事情。特に人気車アルファードでは、モデルチェンジ後の納期も長期化するはずだ。NEWモデルは今から2年先くらいまで届かないと覚悟しておいた方がいい。
納期が読めるアルファード中古車を選ぶのは、今が最大のチャンス。特に高年式検討中ならば、このタイミングを逃してはならない。
認定中古車のサイトに載っていいなくても、販売店が独自に売り出ししている試乗車などが存在している。中古車検討の際には、居住地域内の販社を複数まわり、必ず実店舗に足を運んで相談してほしい。
【画像ギャラリー】残価設定ローンを満了した高年式車が狙い目!! アルファードを中古車で買うなら今だ!?(10枚)画像ギャラリー
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