不正車検を行って指定を取り消され、検査員の解任など自動車ディーラーの不祥事が続いている。全国各地で発生し、その都度、販売店側が発生原因として挙げる理由が、「人員不足」と「時間がなかった」のふたつだ。
整備士を取り巻く労働環境を変えることが、問題の解決につながるわけだが、問題の発生原因は取り除けていない。ユーザーとしても、現状が続けば、安心してクルマを整備に預け、乗ることができなくなる。
整備士不足と、現場で働く整備士の待遇改善が進まない理由はどこにあるのか。そのポイントを考えていく。
文/佐々木 亘、写真/AdobeStock(トップ画像=Shutter2U@AdobeStock)
コメント
コメントの使い方車が好きでこの業界に入り、酸いも甘いも味わってます
某ディーラーは営業マンのインセンティブ制度を廃止し、整備士や部品屋や裏方の事務の人に分配するディーラーもあります
カー用品店やガソリンスタンドの場合だと、いくら個人が売り上げても何にも還元されないのが事実
整備士の年収は同年代と比べるとかなり下回る だから自分は整備士の本職とバイトを掛け持ちしているが、それでも追いつけない
◯分車検とかはやめるべき。
私の勤務先ではやっていないけど、想像するだけでもかなりの負担になっていると思う。
そして電動化が進む今、手間がかかる整備が増えてきているから、このままだと更にこの仕事をやめる人が増えるかもね。割に合わないって言ってね。
ちなみに、私はこの仕事が好きだから今のところは何とかやっているけど、この先もこのまま続けていけるかは少し不安。