これって本当に必要? ガチで大事な装備と存在意義を問いたいクルマ装備7選

燃料費節約より環境保護「アイドリングストップ機構」

それって本当に必要!? 存在意義を知りたい装備
環境保護が世界的なミッションとされているだけに近い将来はアイドリングストップ機構は全車表重装備が義務付けになるかも!?

 アイドリングストップ機構が搭載されたクルマの場合、アイドリングストップ専用のスターターシステムを搭載する、バッテリーを大型化する必要があるため生産コストがかかる。だから車両価格がアップしてしまう。

 もちろん、燃料代の節約にはなるものの、車両価格や維持費など、諸々を計算すると元をとれるほどの節約にはならないという試算も。つまり、この機能の存在意義は環境保護にあり、燃料代の節約はおまけのようなものなのだ。

 そんなこともあってか、2010年代以降はアイドリングストップ機構装着車が増加したものの、まだ非装着車も多く、さらに装着車に乗っていてもキャンセルしてしまう人も多いというのが実情だ。

 環境保護が叫ばれるなかではあるが、お財布に厳しいクルマを所有しようという人は少ないといったところか。しかし、今後はクルマに乗る人は環境保護に損得勘定は持ち込まず、環境保護に関わる費用を負担しなくてはならない時代となっていくことは覚悟しなくてはならないだろう。

高級車ですよアピールが最大の存在意義だった!? 「ボンネットマスコット」

それって本当に必要!? 存在意義を知りたい装備
バブル期に登場したシーマ。高級車にもかかわらず売れに売れた!! フロントにはボンネットマスコットが燦然と輝いていた

 高級車の証だった立体的な自動車メーカーのロゴやシンボルをボンネットの先端中央部に取り付けられるアクセサリー、ボンネットマスコット。そういえば最近、お目にかかる機会が激減したような。日本車でも70年代から90年代にかけてはボンネットマスコットを誇らしげに装着するクルマ(高級車)は販売されていた。

 もちろん今でも海外メーカーの高級車で採用する車種もあるものの、その数は超激減。ボンネットマスコットを採用しない流れは世界的なものとなっている。

 道路運送車両の保安基準等の改定で「自動車の外部には、衝突時又は接触時に歩行者等に傷害を与えるおそれのある形状、寸法、方向又は硬さを有するいかなる突起を有してはならない」という規定が追加に。つまり、ボンネットマスコットは法に抵触する存在になってしまったのだ。結果、2009年1月1日以降の登録車にボンネットマスコットが装着されることはなくなった。

 ということで、国産車でボンネットマスコットを採用するクルマは皆無に。そもそも飾り以外の機能を持たないアイテムだっただけに、ボンネットマスコットの消滅を惜しむ声はさほど大きくはないような(ボンネットマスコット付きのクルマなんて高値の華だった筆者の私見だが)……。

肩はほぐれないけど、心はほぐれる!?「バイブレーション機能(マッサージ機能)」

それって本当に必要!? 存在意義を知りたい装備
レクサスLS エクスクルーシブグレード限定のレクサス初装備となるフロントリフレッシュシート(マッサージ機能)。親指サイズ空気袋が座面と背もたれに装備され、指圧されているような心地良さが味わえるらしい。これは期待大か!?

 これは廃れてはいないものの、さほど普及もしていない装備。実際、「ホントにいる!?」と思う人はかなり多いはずだ。豪快に、これでもかっ!! というほどゴロゴロと揉み玉が動きまくる銭湯などに設置されているマッサージチェアに座って「あー肩こりがよくなったわー」と大満足したことはあるだろうか? 

 それを考えると、コリにコッた肩や背中をクルマのシートに内蔵された何かがブルブルと何かが振動したり、動いたりして体をまさぐってくれてもあまり効果はないのでは? と、ちょっと疑問に思ってしまうというのが正直なところ。

 ただし、コリをほぐすのではなく、リラクゼーション目的であればそれなりの効果はあると思う。ということで、マッサージいらずになるほど肩コリをやわらげられる!! という期待感は抱かなければそれなりに存在意義はあるのかも。

【画像ギャラリー】存在意義があると感じるか否かはアナタ次第!?(12枚)画像ギャラリー

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