中古の先代BRZを買ってわかった中古車の闇と今後やりたいちょっとチューン

■リアのディスクブレーキに異常が!

 そしてタイヤホイールを交換する時、驚愕の事実に気が付かされました。リアのディスクブレーキローターがなぜか真っ茶色に錆びているのです。自宅まで走ってきたのに何故? と思いましたが、良く見て状況が分かりました。

 どうやらこの個体は、走行距離は2.7万kmで間違いないのでしょうが、前オーナーがオークションに出品する前に、リアのディスクローターを多走行の車両とすり換えられていたようです。

 そうでなければ、負担の大きいフロントブレーキのローターに比べて、リアのローターが摩耗限界を超えるほど消耗している理由が見つかりません。

スチールホイールを外してみたところ。走行してきたのにディスクローターは茶色く錆びている。これはブレーキパッドがホンの一部しか接触していないから。つまりパッドとローターが馴染んでいない。外側だけで2mm以上摩耗しており、摩耗限界をはるかに超えたローターにすり替えられていた!
スチールホイールを外してみたところ。走行してきたのにディスクローターは茶色く錆びている。これはブレーキパッドがホンの一部しか接触していないから。つまりパッドとローターが馴染んでいない。外側だけで2mm以上摩耗しており、摩耗限界をはるかに超えたローターにすり替えられていた!

 スチールホイールによってリアのディスクローターが外観からは確認できない状態だったので、業者のオークション会場でのチェックをすり抜けて売却され、中古車販売店にそのまま並べられ、納車されてしまった、という訳です。

 しかし解せないのは、納車前にリアのブレーキパッドの残厚をミリ単位で点検してくれた(法定点検は無料サービス)にも関わらず、摩耗限界をはるかに超えたディスクローターに関しては何の言及もなかったことです。何のための法定点検か、目的を失っている印象です。

 しょせんは保証プランやメンテナンスパックに入るのが前提の点検整備であり、オプションを選ばない客にはおざなりの点検しかしない、ということでしょう。うーん、ちょっと残念な気がします。リピーターを作っていく姿勢のほうが得策だと思うんですが……。

■これから軽量化と走りの洗練を目指す!

 後日、ボディを磨いていてルーフパネルに凹みがあるのを発見しましたが、もう後の祭りです。納車時には販売店が用意したチェックシートでキズや凹みの確認をして受け取りましたが、ルーフに関しては何の説明もありませんでした。

 親切な印象である一方、一緒に確認すると細かいチェックを自分で行なう余裕はむしろなくなると知りました。

 これからウチのBRZは、過激なモディファイは避けつつも、走りを楽しむためのチューニング(パワーアップではなく調律という意味で)を施していく計画です。

 いたずらにパワーアップやボディ剛性を高めるのではなく、街や都市高速、峠道を走って楽しいクルマへと仕上げていくことを楽しんでいきたいと思っています。

 その方向性で重要なのは軽量化と足回りのチューニング。そして操作系にも自分たちの好みを盛り込んでいきたいと思っています。すでにホイール4本で12kgの軽量化を実現しているので、足回りをモディファイしつつトータルで100kgくらい軽量化できないか、と目論んでいるところです。

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