昨シーズンも、各地で大雪によるクルマの立ち往生が発生しました。チェーン未装着車両がスタックしてしまったことや、周辺の交通が停滞していたことによる交通集中、事故などが原因で引き起こされる大雪の中の立ち往生は、ひとたび発生してしまうと、クルマが走らないことによって道路にどんどん雪が積もっていき、雪が降り続く間、状況は悪化していく一方。立ち往生となってしまうと、何時間もクルマのなかで過ごす覚悟をしなければなりません。
もちろん、純ガソリン車やハイブリッド車であっても、立ち往生は恐ろしい事態ですが、なかでも恐ろしいのは、クルマがBEV(Battery Electric Vehicle)だった場合。BEVに乗ったことがある人はわかると思いますが、BEVは暖房(エアコン)を使うと電力を大量に消費してしまい、あっという間に電欠に陥ってしまう可能性があるのです。もしBEVが雪の夜に立ち往生してしまったらどうするのか、備えておくべきものとともにご紹介しましょう。
文:吉川賢一
アイキャッチ写真:Adobe Stock_ Rico Löb
写真:Adobe Stock、写真AC、JAF
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