トヨタ ノア/ヴォクシーに日産 セレナなど5年後の残価が一番高いのは!?

■モデルで大きく異なる買取価格! 5年落ちの残価率はいかに?

高い残価率をキープしている旧型ノア/ヴォクシー。写真は特に買取価格が高いヴォクシーのハイブリッド車
高い残価率をキープしている旧型ノア/ヴォクシー。写真は特に買取価格が高いヴォクシーのハイブリッド車

 まずは、トヨタノア/ヴォクシーから。ノアのガソリン車のエアログレード2.0Siの買取価格は約192万円で新車からの残価率は74.7%。そしてハイブリッド車のSiの買取価格は約217万円で残価率は71.6%となっている。

 続いてはヴォクシー。ガソリン車のエアログレード2.0ZSの買取価格は約177万円で残価率は約68.8%。そしてハイブリッド車のZSは約247万円で、残価率は79.3%となった。ガソリン車ではノア、ハイブリッド車はヴォクシーの残価率が高いという結果となった。

 続いては、ホンダステップワゴン。1.5Lターボエンジンを搭載したホンダセンシングの買取価格は142万円で残価率は約57.7%。ハイブリッド車のスパーダGホンダセンシングの買取価格は約216万円で残価率は約70.6%となった。やはり、人気薄の標準車のターボエンジン搭載車の残価率はかなり低くなってしまうようだ。

 そして、フルモデルチェンジしたばかりの日産セレナ。2017年式だと2Lエンジン車しかないが、エアログレードのハイウェイスターGの買取価格が約161万円、残価率は約57.7%とステップワゴンのガソリン車同様にかなり低くなっている。

 いっぽう、e-POWERは2018年に追加されているので、2018年式のe-POWERハイウェイスターVの買取価格は約250万円で、残価率は約79.3%だった。これが1年進むと、大体ノアと同じ約72%程度になるのではないだろうか。

 こうして見てみると、やはりノア/ヴォクシーは人気が高くガソリン車、ハイブリッド車ともに圧倒的に高いことがわかる。新車の納期が1年以上となってもノア/ヴォクシーを欲しいユーザーが多いのも納得だ。

 そのいっぽうで、セレナやステップワゴンのハイブリッド車は健闘しているものの、ガソリン車の残価率の低さが目立つ。この2車種を購入するならばハイブリッド車一択となりそうだ。

グレードやボディカラーで大きく変わる買取価格。最上級グレードのルキシオンは装備が充実しているが、車両本体価格の高さがどう影響するか注目
グレードやボディカラーで大きく変わる買取価格。最上級グレードのルキシオンは装備が充実しているが、車両本体価格の高さがどう影響するか注目

 国産売れ筋ワゴンで人気のボディカラーは白(パール系)と黒だ。この2色が圧倒的で、そのほかだと査定は下がる傾向があるので注意したい。装備面では、リア両側パワースライドドアをはじめ、ナビゲーション、リアエンターテイメントシステムといった快適装備が査定に大きく影響される。

 新型セレナは豪華仕様のルキシオンにプロパイロット2.0を搭載しているが、車両本体価格が他のモデルと比べても高いので、売れ筋となるのはe-POWERのハイウェイスターだろう。このクラスは人気のグレードやボディカラーを外すと大きく査定ダウンにつながるので注意したい。

【画像ギャラリー】残価率の高さでノア/ヴォクシー!? 新型Mクラスミニバン3車種の内外装をギャラリーでチェック!(30枚)画像ギャラリー

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