■究極の空力特性! フォルクスワーゲンXL1(Cd値0.189)
2013年ごろ、フォルクスワーゲンが実施した「1Lカープロジェクト」(1Lの燃料で100kmを走る)で発表された、0.9Lのガソリンで100kmを走行可能とする「XL1」。そのCd値はわずか0.189だ。
排気量800ccの2気筒ディーゼルエンジンとモーター、7速DSG、容量5.5kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせたプラグインハイブリッド車であるXL1は、カーボン繊維強化ポリマー(CFRP)製のボディによって、車重は795kg。
空気抵抗低減のために車両後端が絞り込まれ、後輪もカバーで覆われたデザインだった。生産車としては史上最高の燃費100km/0.9Lを達成し、0-100km/hは 12.7秒、トップスピードは160km/h(電子リミッターが作動)だった。
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いかがだったろうか。さらなる燃費性能追求のため、年々改善されていくCd値。トップクラスの実力が着実に向上しているのと同時に、これまで注目されていなかったSUV系も底上げがなされている。
昔はエアロダイナミクスデザインといえば、奇抜な造形が当たり前であったが、いまでは普通に見えるスタイリングなのにCd値が低いクルマが登場するようになった。今後は、カッコ良さと低Cd値を両立したデザインのクルマが、どんどん登場してくるだろう。
【画像ギャラリー】クルマの歴史は空気抵抗との戦いの歴史!! 驚異のCd値を誇ったクルマたち(9枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方この流れでなぜヒョンデのIoniq 6がリストアップされないのでしょうか。最新モデルでCD 0.21と、量産車として歴代トップクラス。世界で評価の高いヒョンデ。デザインも意欲的でかなりいい。
確かにEVは、冷却用開口部が小さくていいなどCD値に有利な条件があるかもしれませんが、市販車でこの値は特筆すべきでしょう。
ぜひ変なバイアスなく多くの車の情報を紹介していただきたいと思います。