燃費も効率もプリウス式HVが有利!! なぜ日産e-POWERは市民権を得たのか!?

■日産パワートレイン部長は「まだまだやりようがある、しっかり対策する」

日産が2021年2月に発表した、熱効率50%を実現するe-POWERの発電専用内燃機関の説明。自動車用ガソリンエンジンの平均的な最高熱効率は30%台で、40%台前半が限界とされている中、革新的な技術になるとして公開した
日産が2021年2月に発表した、熱効率50%を実現するe-POWERの発電専用内燃機関の説明。自動車用ガソリンエンジンの平均的な最高熱効率は30%台で、40%台前半が限界とされている中、革新的な技術になるとして公開した

 かつてe-POWERの高速燃費について、新型セレナe-POWERを担当した日産のパワートレイン担当部長に質問したところ、「いまのe-POWERは燃費が不利という事実もしっかりと受け止めている。ただその点に関しては、開発部隊としてはまだまだ“やりよう”があると思っており、今後しっかりと対策していきたい」としていました。

 2021年2月に発表した、熱効率50%を実現するe-POWER用発電専用エンジンや、その他の可能性(ポルシェのBEVタイカンのようにBEV用の2段ミッションの採用など、通常のモーター駆動車はギア1段のみ)も含め、まだできることはたくさん考えられます。

 新型プリウスに搭載された2.0リッターの新型THS-IIは、滑らかなエンジン回転やあふれ出るトルク感など、質感の良さが熟成の域に達しています。日本メーカーの技術の粋であるe-POWERとTHS-II、どちらが最後まで進化し続けるのか、両ユニットの今後の進化が非常に楽しみです。

【画像ギャラリー】まだまだ進化の余地あり!! e-POWER搭載車をギャラリーでチェック!(18枚)画像ギャラリー

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