2035年にエンジン車の販売を禁止するとみられていたEUが、一転合成燃料(eフューエル)の認可に舵を切った。「内燃機関は正しかった!」と勝利を叫ぶ声も聴かれるが、どうやら話はそれほど簡単じゃない。少し気分を落ち着けて、EUが認めた「eフューエル」の正体を探ってみよう。
文/国沢光宏、写真/資源エネルギー庁、トヨタ、Climeworks、Adobestock(トビラ写真=mila103@Adobestock)
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コメント
コメントの使い方EVに反対しているわけじゃない。
EVを政治的に強要することに反対なだけ。
お役所主導の社会主義が上手く行かないことは、国沢さんは別記事で指摘しているのに、EVへの補助金は肯定するダブルスタンダード。
日本語と英語の違いなのかもしれないが、サステナブル、持続的の認識が違うように思える。空気中の水素と二酸化炭素のみで作らないといけないなんて、とても持続的とは言えないでしょう。
一点だけ大きな誤りを指摘。
『太陽光発電と風力、地熱発電で国内の使用量を十分カバー出来る。』
これだけは数量的に全く有り得ない。原子力発電を含めないと到底不可能。
原子力発電も燃料は必要だが、エネルギー密度からみても石油やガスよりも圧倒的に安価に長く使えるし、天候にも殆ど左右されない優秀なエネルギー源。もしも価格が上がってきたら海水ウランから抽出する方法もある。
現代人は錬金術や永久機関を研究してた中世の人々を笑えない。
>大気1立方メートル中にたった4cc分)、50mプール分の大気中に6リッターしか含まれていない。
1立方メートルあたりなら400ccです。プールは意味不明ですが、50✕20✕1.5なんであれば、600リットルあることになります。
それは0.04%ではなく4%ですね
空気中に4%も二酸化炭素があったら酸素障害を誘発するようになり、呼吸困難や頭痛、吐き気、視覚減退、血圧や脈拍の上昇が起こります。
ええ、1立方メートルは1000リットルですよね。0,04%でしたら0,4リットルが正解だと思います。
合成燃料を生成するために必要なエネルギーはどうせ他国に重油を売ったお金で買った電気で作るんでしょ
マジで意味わからないかも
日本で普及するかではなく世界の選択を多様化する事。e-fuelも法案を止める突破口で蟻の一穴。BEVのみの主張を止められればいい。バイオ燃料を押す国もある。日本がダメなのは世の中を変えてやるという気概がないこと。トヨタハイブリッドが世の中に出た時、欧州も日本のクルマメディアもこれ程ハイブリッドが普及するとは予想できなかった。新しいエネルギーの概念を日本が覆してやればいい。
e-fuelの解禁はドイツ議会において新ビジネス政党のFDPがキャスティングボートを握るという政治事情が大きいだけなように思います。
既存のビジネスモデルに環境破壊などの難癖をつけ、先に利権を獲得した巨大資本が昆虫食や人工肉に買収メディアと政府を扇動してシフトさせるのが上等手段と気づくべき。EVも注射も全て同じプロトコルであることに気づくべき。トヨタ経営陣を代弁するなら「あたなの家のテレビも二酸化炭素は出していませんよね」。トヨタ等が慧眼であったことは、今後株価が証明するだろう。
e-Fuelは、ゴールポストを動かせるような抜け道を作るって話。一度動かせるようにしたゴールポストはどんどん動かせる。
おそらく次は発電所由来のCO2はOkになって、次いで植物由来のアルコールや油脂を原料ならOkになり、最終的にガソリンに一定量E-Fuelなり植物由来燃料を混ぜれば良いみたいなとこまで動くかと思う。ドイツは脱原発も脱石炭も頓挫しつつあるし、ヨーロッパなんてそんなもん。