スバル フォレスターがコスパ1番!?　ファミリーオススメ国産SUV3選

　SUVといえば！ とイメージする人も多いはず（？）な全長4501～4800mmのSUV。PHEVやBEVなどのパワートレーンの幅広さや最新技術を先行して搭載することも多いこのセグメントでおススメしたい3台をご紹介!!

※本稿は2023年2月のものです
文／片岡英明、写真／ベストカー編集部、日産、三菱自動車、スバル
初出：『ベストカー』2023年3月26日号

■SUVの中心的存在！

　世界中で人気者となっているのがクロスオーバーSUVだ。なかでも日常の取り回し性に優れ、ファミリーユースにも最適なミッドサイズのSUVは多くの人から支持されている。だから多くのメーカーが参入し、ここ数年で輸入車も一気に増えてきた。

　ミッドサイズSUVで特筆すべきは、走りの実力が大きくレベルアップしていること。パワートレーンはエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド車が主流だが、進化型のPHEVやバッテリーEV、クリーンディーゼルも登場している。

　パワートレーンだけでなく駆動システムにも新機構が採用され、本格派に迫る実力を持つようになった。また、ユーザー層が広がったことにより先進安全装備にこだわる人も増えてきている。当然、高く評価されるのは、これらの条件を満たしたSUVだ。

　トヨタはRAV4以降、トータル性能の高いSUVを次々に繰り出している。ハリアーは劇的に魅力を増したし、レクサスブランドのNXもポテンシャルを高めた。日産と三菱も提携によって競争力を高めることに成功。

　エクストレイルはVCターボを搭載したe-POWERとパワフルな電動4WDのe-4ORCEによって走りの魅力を大きく広げた。アウトランダーもPHEVとS-AWCによって新境地を切り拓いている。

　マツダもSUVの開発に積極的だ。直列6気筒やPHEVを加えたCX-60は粗削りだが、今後の進化に期待だ。フォレスターも平均点は高い。ホンダのZR-Vはトータル性能は高いもののコスパの悪さで点数が伸び悩んだ。

■おすすめ1台目：三菱 アウトランダーPHEV

　2021年10月にデビュー。PHEVモデルとしては2代目となる現行はボディサイズも大型化。ダイナミックシールドを採用したフロントマスクは威厳さえ漂う。前後2モーターを緻密に制御するS-AWCによるオン/オフでの高い走破性が大きなセールスポイント。世界で最もタフなミッドサイズSUVの一台と言える。

三菱 アウトランダーPHEV評価（各項目10点満点）
・乗り心地：8点
・オンロードの走りのよさ：9点
・オフロード走破性：9点
・動力性能：9点
・後席居住性：9点
・コストパフォーマンス：7点
・総合評価：51点

三菱 アウトランダーPHEV主要諸元
・全長×全幅×全高：4710×1860×1745mm
・ホイールベース：2705mm
・最低地上高：200mm
・エンジン：2.4L直4DOHC
・最高出力/最大トルク：133ps/19.9kgm
・モーター出力/トルク：F：116ps/26.0kgm　R：136ps/19.9kgm
・WLTCモード燃費：16.2km/L

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