運転支援機能をすべて理解するのは大変!?
クルマの安全性を高めて事故防止に効果を発揮する運転支援機能は、近年のクルマにおいて最も進化が著しい機能といえる。
その種類は多彩で、代表的なものは、アダプティブクルーズコントロール(ACC)、車線逸脱警報、衝突被害軽減制動制御装置、ナイトビジョンシステム、リアモニタリングシステム、駐車支援システム、誤発進抑制制御機能など。
上の記載を見るだけも実に多岐に渡っていて、正直オーナーひとりがすべての機能を正確に理解するのは難しい話だ。これらの機能はいざというときにしっかりと作動してくれれば問題はなく、その意味ではすべてを理解する必要もない。とはいえ、最低限知っておかなければいけないことも多い。
それは、こうした運転支援機能の多くが“全部クルマにおまかせ”ではダメなことだ。リアモニタリングや駐車支援などは、他の車両や人、壁などに自車が近づきすぎた時にアラーム音やモニターで警告してくれるシステムだが、回避操作はドライバーが行わなくてはならない。
なかにはほぼ自動的に作動してくれるシステムもあるが、オーナーはどの機能が自動でどれが警告のみなのかを知っておくのがマスト。
名前が難しすぎて何のための機能なのかわからないというケースもある。
例えば誤発進抑制制御機能とは、要するにアクセルとブレーキの踏み間違いによる急発進を抑制する機能のことだが、名前を聞いただけではピンとこないという人も多いだろう。
作動時にただ警告音を慣らすだけの機能もあれば、自動的にブレーキが作動することもある。いずれの場合もまずは誤った操作をしないよう心がけることが大前提ではある。
センサーや制御プログラムの進化によって、クルマに搭載される機能は今後も複雑化していくことが予想される。
完全な自動運転の実現まではまだまだ時間がかかり、その日までクルマはドライバーが操作する乗り物であり続ける。だからこそ、難しいからといって理解をあきらめるのではなく、しっかり学んで使いこなせるようにしたい。
とはいえ、メーカーにはさらに操作が容易で理解しやすいクルマ作りを目指してほしいのは言うまでもない。
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コメント
コメントの使い方一番面倒になったのはオーディオ系でしょう。一度合わせてしまえば見なくても選局や音量調節ができたのですが今のは停車中にディスプレイを見て操作しなければなりません。要はスペースの関係でナビと一体化したり、いろいろな機能を盛りだくさんにしすぎたりしたための弊害だと思います。これは年代を問わずに感じていることです。
エンジンを掛け発進前に「あれもこれもOFF」という手間が。先日購入した車ですが、何も付いていないものを買いましたが、アイドリングストップだけは最初から標準装備で嫌になります。でも、アイドリングストップ機能が実はセルスターターやバッテリーへの負担の割にあまり意味が無いということで新車で廃止され始めているとか聞きますよね。