内燃機関廃止を唱え続けていた欧州が合成燃料による存続を認めるなど、先が読めなくなってきた自動車業界! そんななか、あえて10年後の2033年に価値が爆上がりしそうな現行車を3名の自動車評論家がチョイス!!
※本稿は2023年3月のものです
文/国沢光宏、渡辺陽一郎、片岡英明、写真/ベストカー編集部、トヨタ、日産、マツダ、三菱自動車、SUBARU
初出:『ベストカー』2023年4月10日号
■国沢光宏氏が選ぶ5台
10年後という時間軸で考えると、モーターや電池を使うモデルはすべて候補から外れてしまう。10年使ったクルマに新車以上の価値が付くとは思えない。したがって純エンジン車限定になってくる。その時点で早くも車種が限られてしまう。加えてマニュアルミッションなどいい。
そんな観点から具体的な車種を挙げていくと、最有力候補がハイエース。このクルマ、テッパン人気でしょう! すでに人気あるけれど、今後ほとんど値落ちしないと思う。絶版にでもなれば、一段と妙味ある。ちなみに法規的に売れなくなるまでおよそ10年。人気のわりに納期も短いお薦め車です。
ハイラックスなんかも狙い目。すでにリセールバリューのよさで知られてます。納期情報見ると「ディーラーに相談を」となっているが、フルモデルチェンジした次期型車になるかもしれないけれど買えると思う。
そしてランドクルーザー系。300でもプラドでもOK。納期かかるが、いつか納車されるので楽しみに待ちたい。
高性能車ファン好きならWRX S4などいかがか? あまり話題にあがらなくなったが、乗って楽しいクルマだ。絶版になるというウワサ出た途端、売り切れになると思う。今なら納期2~3カ月! これだけスポーティなモデルなのに短い納期なんだから驚く。スバルの地盤沈下、少しばかり深刻か?
自信ないけれど、マツダの6速マニュアル車は面白い狙い目だと思っている。CX-5の6速+ディーゼル車なんか乗って楽しい! ディーゼルだったら10年後だってビンビン! 20年だってイケますワな。で、2033年時点で6速マニュアルって希少価値になっている。長く乗るつもりでどうぞ!
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