■片岡英明氏が選ぶ5台
レクサスIS Fスポーツとその2ドアクーペ版であるRC Fは5Lの2UR-GSE型V型8気筒DOHCエンジンを積み、痛快な加速と上質なパワーフィールを楽しめる。発売するたびに限定車は完売し、中古車は引っ張りダコだ。
ダウンサイジングの波が押し寄せ、今やV8の自然吸気エンジンは希少な存在。音色も官能的だから、10年後もマニアは血まなこになって探すはずである。
新車市場で大ブレイクし、盗難も相次いでいるランドクルーザーは、10年後も中古車市場で持てはやされ、高値安定だろう。パワーユニットは8気筒から6気筒エンジンになったが、トータルの魅力は200系ランクルを大きく凌いでいる。オフロード界の王者として10年後も輝きを放ち、チョー人気だ。
日産ではGT-Rと並んでファンの多いスカイラインの400Rが再評価され、価値が上がるだろう。羊の皮を被った狼で、高性能エンジンを積むFRセダンはスカイラインの伝統でもある。電動化が一般的となった10年後は、再ブレイクし、程度のいい中古車は高値で売買されるはず。
FRスポーツクーペのGR86/BRZも、後継が生まれなければ高くなりそうだ。操る楽しさに満ちているし、今では希少価値のある6速MT車も設定する。2.4Lの水平対向4気筒エンジンには熱狂的なファンも多い。だから10年後もそれなりの価格で取り引きされるだろう。
5台目は日本で発売されればマツダMX-30のREレンジエクステンダーe-SKYACTIV R-EVだ。ロータリーエンジンを発電機に使うなど、RE大好き人間は注目の一台である。すぐに価値が出るのではなく、生産終了後にブレイクすることも考えられる。
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