アナログおじさんは怒り心頭! 対向車のハイビームが眩しすぎる! でも法律ではハイビームが基本ってほんと?

■オートハイビームが機能しない場合とは

現行アルファードはオートマチックハイビーム、先行車や対向車に光が当たる部分だけを自動的に遮光できるアダプティブハイビームシステムを装備。またハイビームを保持したまま走行できる頻度を高めて、夜間の優れた視認性を確保
現行アルファードはオートマチックハイビーム、先行車や対向車に光が当たる部分だけを自動的に遮光できるアダプティブハイビームシステムを装備。またハイビームを保持したまま走行できる頻度を高めて、夜間の優れた視認性を確保

 気になるには、オートハイビームが100%機能するのかということ。トヨタのオートハイビームの説明書を見ると、は以下に当てはまる時には適切に作動しないことがある。

 それは、見通しの悪いカーブで対向車と突然すれ違った時、他車が前方を横切った時、悪天候(大雨・濃霧・雪・砂嵐など)の起伏や段差が多い道路を走行している時、フロントウインドウガラスが汚れている時や曇っている時、カーブが多い道路を走行している時、などとなっている。

 また、JAF(日本自動車連盟)が2019年に行ったテストでは、オートハイビームをオンにし、60㎞/hで対向車とすれ違った場合、対向乗用車は約750m手前、先行乗用車は約580~670m手前、バイクは約190~490m手前と、充分な距離を保ってハイビームからロービームに切り替わったという結果が出ている。

 ただし、自転車と歩行者に対してはロービームに切り替わらずハイビームのままだったので、手動で切り替える必要がある。カメラやセンサーの進化によって精度が向上していくことが予想されるが、オートハイビームに任せきりにすべきではないということを念頭に置いておきたい。

次ページは : ■実は道交法では原則ハイビームが基本だが……

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