■バイオ混合ガソリンのデメリットは?
ヨーロッパ地域やアメリカなどバイオ混合ガソリンが普及している国が存在するが、日本ではまだマイナーな存在と言えるだろう。その問題は多くあるが、第一にコストが高いことが挙げられる。ガソリンよりも原価は高いためビジネスとして成り立ちにくい。
日本でも一般向けの販売を開始しているが、自治体の補助などを受けて何とか一般的な価格になっているような状況だ。これでは普及しやすい状況とは言えないだろう。
また、バイオエタノールは濃度が高いとゴム部品やガスケット、シール類や金属などにダメージを与えるという面もある。もちろん、バイオ混合ガソリンに対応している最近のクルマはそこまででもないと思うが、古いクルマの場合は厳禁と言えるだろう。
カーボンニュートラルへの取り組みの一つとしても挙げられるバイオ燃料だが、まだまだ課題は存在するということだ。
しかし、まだ手付かずな部分が多いからこそ伸びしろがあるし、開発が進められているのだ。最近のクルマにバイオ混合ガソリン対応車が増えてきているのは、そんな未来に向けたアクションとも捉えることができるだろう。
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