「キンコン♪」って鳴るクルマがあった?? Z世代に「それって何ですか?」と問われるクルマ用語

キンコン

使っちゃダメダメ!? Z世代に「それって何ですか?」と問われるクルマ用語
100km/hを超えるとキンコン♪ キンコン♪。逆に、眠気を誘うという批判の声も大きかった。指定区間でない限りは高速道路の法定速度が100km/h、一部では120km/hのところもあるということを考えると、法定速度ぴったりに走ったとしても延々とキンコン♪が鳴り続けることになる

 クルマの速度が一定速度以上になると、速度警告音として「キンコン♪ キンコン♪」と鳴っていたかつてのクルマの装備。「キンコン♪」と鳴る機械式のチャイムのほか、ブザーを装備しているものもあった。

 この速度警告音は日本独自の装備かつ義務付けであり、これに対しアメリカを筆頭とした海外メーカーの圧力、そして単調な警告音が眠気を誘発するとして1986年に義務付けは廃止された。

 80~90年代のクルマ好きに支持される漫画「頭文字D」においても、拓海の運転するハチロクが「キンコン♪ キンコン♪」の音とともに峠を激走するシーンが多く登場する。

 これは、「速度を出すことが難しいこんなシーンでも、涼しい顔をして100km/h以上で走行できる拓海の常人を超えた能力」を示す演出。「キンコン♪」を知らないと、漫画を読んでも「何の音やら……」という感じだろう。

タケヤリ・デッパ

使っちゃダメダメ!? Z世代に「それって何ですか?」と問われるクルマ用語
フロントスポイラーを突き出す形状のドレスアップパーツが流行った時代があったのだ

 昭和の時代に暴走族の間で流行った「タケヤリ・デッパ」。「タケヤリ」とは竹槍のごとく上方に向かって長く突き出たマフラーで、「デッパ」とは、出っ歯のごとく前方に長く突き出たフロントスポイラーのこと。

 もちろん車検に通るはずはないので、あくまでショーカーとしてなら問題ないが、公道走行は「ダメダメ」である。

 ただ、なかには仮ナンバーを不正に取得して公道走行しているクルマもあるという。違法な突起物や爆音は他人の迷惑となるので、はっきり言ってやめてほしい。

月賦―番外編―

 「クルマ用語」に限った用語ではないが、私が初めてクルマを買ったときに母親から「あのクルマ、月賦で買ったん?」と言われた。この単語、今はほとんど聞くことがないので入れてみた次第である。

 「月賦」は「月賦販売」の略で、“賦”には「割り当てる」という意味がある。つまり、商品代金を一括で全額払わず、「月々に割り当てて支払う」こと。この時、商品購入者がお金を払う相手は「商品を購入したお店」である。

 対して、現在主流である貸付や貸付金を表す「ローン」の場合は、銀行やカードローン会社へお金を払うことになる。つまり、クルマの代金を銀行やカードローン会社が全額立て替えをして購入店に払っている状態。

 そして、あらかじめ決めた支払回数に応じた手数料を含めた金額を、銀行やカードローン会社に毎月支払うことになっている。

 使っちゃダメダメ!? な用語(死語)・装備は他にも数多くあるが、車検に通らない装備や他人に迷惑をかける装備は当たり前だが昔も今も使うべきではない。ルールにのっとって楽しいカーライフを!

【画像ギャラリー】使うと歳がバレる!? 時代を感じるクルマ用語とは?(8枚)画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

トヨタセリカ復活計画、始動!? 新型ホンダフリードの獲れたて新情報も盛りだくさん!【ベストカー6月10日号】

トヨタセリカ復活計画、始動!? 新型ホンダフリードの獲れたて新情報も盛りだくさん!【ベストカー6月10日号】

トヨタ自動車の壮大なるBIGネーム復活計画の第四弾は……なんとトヨタセリカ!? 新型ホンダフリードの注目情報や、レーシングドライバー岩佐歩夢選手の新旧ホンダスポーツカー試乗など、GW明けから全力投球な企画だらけです!