灼熱の車内温度を1秒でも早く冷ます手順は…エアコン+走行だった

真夏のカーエアコンは、外気導入と内気循環を上手に切り替えて

 真夏のカーエアコンは、前出のJAFの実験でもやっているように、外気導入と内気循環を上手に切り替えることがポイント。エアコンの設定は、こちらもJAFの実験でやっているように、最低温度に設定し、「AUTO」をオンにしておくことで、設定温度まで車内が冷えれば風量を加減してくれる。そして、最初は外気導入で車内のアツアツの空気を追い出して、十分に車内の空気が入れ替わったら、内気循環で、車内の温度を保つようにする。

 ただし、ずっと内気循環にしたままにするのは危険。車内の空気が入れ替わりにくくなることで、車内の二酸化炭素濃度が上昇し、眠気を引き起こしやすくなるからだ。車種によっては、内気循環と外気導入を自動で切り替えてくれるクルマもあるが、そうでない場合は、忘れないように切り替えをしよう。

温度は最低温度に設定し「AUTO」をオン、外気導入と内気循環は適宜切り替えて(PHOTO:Adobe Stock_あんみつ姫)
温度は最低温度に設定し「AUTO」をオン、外気導入と内気循環は適宜切り替えて(PHOTO:Adobe Stock_あんみつ姫)

真夏はシェードが必須!! ガラスの断熱処理も効果大!!

 ただ、できることなら、駐車中にできるだけ車内温度を上げないようにしたいもの。日よけのある場所や日陰の駐車エリアを確保できればベストだが、それができない場合は、フロントガラスやサイドウインドウにシェードを設置して、直射日光で車内が熱くなり過ぎないようにしておくと、その後乗り込んだ時に、エアコンの効きを多少よくすることができる。天気に問題のない日であれば、窓を少しだけ開けておく、というのも効果的のようだ。

 フロントガラスに、透過率基準をクリアする断熱フィルムを貼るのもよいが(ウィンドウフィルム張りのプロショップにお任せすることを強くお勧めする)、予算に余裕があれば、フロントガラスを断熱ガラスへと交換するのも手だ。

 また、家庭用エアコン同様、フィルターのメンテンナンスも忘れないようにしたいところ。エアコンの効きが気になるようであれば、エアコンのコンプレッサーオイル添加剤を使用してみるのもいいだろう。

真夏はシェードをクルマに常備しておこう(PHOTO:写真AC_ゆるまる)
真夏はシェードをクルマに常備しておこう(PHOTO:写真AC_ゆるまる)

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 灼熱の車内を1秒でも早く冷ますには、とにかく車内の熱気を追い出すこと。その後はカーエアコンを上手く使って、暑い夏も快適にカーライフを楽しんでほしい。

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