今やナビにメーターと車内はモニターだらけ、そのうえ外車はクラブ並にライトまみれ!! 思い返せば昔のクルマって夜超絶暗かったような……そこで疑問。あんなにも明るい車内なのに外は暗闇、そんな状況で目に影響はないのか!?
文:高山正寛/写真:ベストカーWeb編集部
■昔もじつは派手だった!? 懐かしの車内照明たち
多くのドライバーは理解しているだろうが、ヘッドライトやブレーキライトを含めた後退灯などは道路運送車両法が定める保安基準に沿って厳しく規定されている。
では車内はどうなのか?実際、今回のテーマであるカーナビを含めたインフォテインメントシステムや室内灯、さらに走行中でも足元を(ほんのり)照らすフットライトなども含め、昨今のクルマには数多く搭載されてきている。
もちろん車内環境下においては過去、カーオーディオ、特に音楽に合わせてビュンビュン跳ね上がるグラフィックイコライザー(通称グライコ)が人気で、50代以上でカーオーディオにこだわった層であれば一度は所有&体験したこともあるのではないだろうか。
ただ時代は変わって、当時のような派手さよりは多くの情報を効率良く表示される仕組みになってきていることも事実。
さらに言えば、数十年前とは違い、液晶画面やLEDなどの進化により、省電力で多くの情報が表示できるようになったことも大きい。
■ライトだらけの新車も納得!! 車内は厳しい規制なし!?
とはいえ、車内に関しても車外ほどではないが、規定はしっかりある。
こちらも道路運送車両法に「自動車の前面ガラスの上方には、灯光の色が青紫色である灯火を備えてはならない」という項目があるように、簡単に言えば、前面ガラスに映り込む照明は白色以外はNGということだ。
じゃあ、カーナビや最近で言えばインパネに横一線にLEDなどが表示されるアンビエントライトのようなものはNGじゃないのか、と言えばこれはいわゆる間接照明で前面ガラスに映り込まないよう適用させているわけだ。
■え、そなの!? 素人的には心配だけど眼科医の意見は!?
今回のテーマに関して素人である筆者が語ってもあまり意味がないので、知人の眼科医に話を聞いた。
ちょうどメガネを新調するために従来までの「検眼」ではピント等がイマイチ合わなくなってきたので検査も兼ねて匿名かつ、絶対的なファクトではない、という条件付きで話を聞かせて貰えた。
まず根本的な話としては当たり前の事だが、目に限らず「個人差」というものは発生する。
動体視力云々言う前に、年齢(加齢)による差も発生する。ご本人(50代)も運転されるそうだが、座って周りを見回す時と運転中とでは明らかに有効視野は狭くなるとのことだ。
照明に関して眼科医の立場からの意見としては物を見る際、ただ明るければ良いわけではないそうだ。
作業としての照明は2000ルクス以上上げてもあまり差はないそうで、それ以上は逆に作業効率にも影響するとのこと。
また前述した年齢に関しても20代と60代では暗い所では60代は約2倍位の明るさがないと同じように見えないとのこと。
逆に500ルクス以上ではそれほど年齢による差は発生しにくいとのことなので室内における照明の見え方はそれ程、差はないそうだ。
コメント
コメントの使い方確かにみょうに明るいよな…
せや、目瞑って運転しよっと。