症状緩和効果がある食べ方、飲み方5つのポイント
1.酔ってからのすっぱいものは逆効果
梅干しや柑橘類など酸味が強い食べ物は予防には効果的といわれているが、酔ってしまってから食べると胃酸の分泌過多となって胃が刺激されてしまい、酔いを悪化させてしまうおそれがある。
酔ってしまったら、オレンジジュースなどの柑橘系の飲み物を避け、ミネラルウォーター、ノンカフェインのお茶など、胃を刺激しないものを飲もう。
2.ミントを使って胃の不快感を和らげる
ミントの成分には胃の不快感を軽減する作用がある。そのため、クルマ酔いの兆候を感じたらミントガムを噛んだり、ミントティーを飲むのがお薦めだ。
3.しょうがで吐き気を抑える
しょうがの成分には吐き気や胃の不快感を和らげる作用があるため、しょうがを使った飴、ジンジャーエールなどを口にしてみよう。予防効果もあるため、乗車前にしょうがを使った食べ物を食べるのもお薦めだ。
ただし、こってりしたものはクルマ酔いの原因になるため、しょうが焼きなどの脂っこいメニューは避けよう。
4.冷たいものを口にする
冷たいものはクルマ酔いの原因のひとつである自律神経という神経の乱れを整える効果があるといわれている。氷を口に含むだけでも症状が和らぐこともある。
5.吐いたら水分補給を
吐きたいときは我慢せずに吐いたほうが症状が和らぎやすい。ただし、嘔吐を繰り返すと脱水になってしまうため、少しずつでもいいのでスポーツドリンクやミネラルウォーターを飲んで水分を補給しよう。
酔ってしまってからの酔い止めは「ときすでに遅し」じゃない!?
クルマに乗るたびにひどいクルマ酔いをしてしまうという人は酔い止めを常備するのがお薦めだ。
酔い止めは乗車前の30分~1時間前に服用するのがもっとも効果的といわれている。
とはいえ、正直、クルマに乗るたびに酔い止めを服用するというのは副作用なども考えるとちょっと抵抗を感じる……。そんな場合は症状が現れたときにだけ服用してもOKだ。
ただし、成分によっては酔ってしまってから服用しても効き目がないものもあるため、事前に薬剤師に確認して、酔ってからでも効果的な成分を含むものを購入しよう。
また、風邪薬や抗アレルギー薬、胃腸薬など、併用を避けなくてはならない薬もあるため、購入するときに薬剤師に確認または相談して購入するのが安心だ。
通院していて処方薬を服用している場合は主治医に飲んでいい酔い止めなどを確認しよう。
自信がつくと酔い癖が治る?
毎回事前に酔い止めを服用しないことはメンタル面にもメリットがある。というのも、「クルマに乗る→酔ってしまうかも」という不安感もクルマ酔いの原因のひとつであることがわかっているからだ。
薬を服用しないでクルマ酔いしなかったという体験をすると、自信がつき、次も大丈夫という意識を持つことができるようになる。
このプチ成功体験を繰り返すと、徐々にクルマ酔いをする回数が減ったり、最終的にはクルマ酔いしない体質に変わっていくことが期待できるのだ。
クルマ酔いをトラウマにしないよう、酔ってしまったらすみやかに適切な対処をして症状を長引かせない、悪化させないことも大事。
「クルマ酔いしたって大したことはない」と考えられるようになるだけでもクルマ酔いをしなくなったりすることもあるのだ。
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