普及しつつある自動運転搭載車。新型車種ではレベル2搭載車が増加中だ。そこで疑問となるのが、自動運転レベル2においてハンズオフがOKとなる要件。どのような条件が揃えばいいのだろうか? メーカーごとの条件を見てみよう!
※本稿は2023年8月のものです
文/国沢光宏、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2023年9月10日号
■知ってた? ハンズオフには2種類アリ
あまり知られていないものの、ハンズオフは大きく分けて2つある。10km/h以下のみ可能なものと、それ以上の車速域まで稼働するものと考えていいだろう。
まず10km/h以下のタイプだけれど、インパネの中にグリーンのハンドルマークが置かれています。日産プロパイロットやボルボ、メルセデスなど。
10km/h以下であればハンズオフのまま時間&距離制限なし。私のリーフにも付いており楽チンです。10km/h以上になると10秒で「ハンドル握れ」という黄色のコーションが出て、15秒すると赤のコーション出て自動的に機能停止する。
■ハンズオフ可能条件はメーカーや車種によりさまざま
二つ目の「10km/h以上でもハンズオフ」の場合、ブルーのハンドルマークになる。居眠りや脇見、携帯電話、TV見ながらの走行を防止するためドライバーの監視カメラが必要。常時ドライバーの目線を追いかけており、数秒間よそ見しただけで「前を見ろ!」と怒られるほど厳格。
上限速度だけれど、メーカーや車種によって違う。一番売れているハンズオフはノア/ヴォクシーだと思うが、40km/hまで。同じトヨタでもMIRAIなら制限速度程度までハンズオフ可能。
また、スバルは50km/h。日産のプロパイロット2.0が制限速度プラス10km程度までといった具合。ハンズオフできる条件も違っており、高速道路限定だったり、GPSを捉えられることを条件にしていたりと、さまざまになっています。
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