これぞ「次期Be-1」 日産コンセプト20-30で伝説のパイクカー復活を期待!!

これが今後の日産コンパクトの方向性!??

 また、機能性の高い大胆な造形に対して、柔らかく優しい印象を与えるLEDデザインは、かつての「Be-1」や「フィガロ」といった日産のパイクカーシリーズでみられた、懐かしくて親しみのある雰囲気を彷彿とさせる。未来的なクルマではあるが、流行に左右されないタイムレスな個性を感じるのだ。NDEといえば、日産のコンパクトクロスオーバーSUV「ジューク」のデザインに関わったことでも知られているが、コンセプト20-23に見られる大胆さにも同様の要素があり、あながち現実離れしたデザインともいい切れない。

 コンセプト20-23は、今後のゼロエミッションモビリティを意識しつつも遊び心と機能性、そして長く愛される要素を融合させたモデルだと感じた。コンパクトカーの人気が高い=競争の多いヨーロッパでこうした個性は重要であり、日産のコンパクトモデルの今後の方向性を垣間見たような気がする。

コンセプト20-23のサイドビュー。空気の流れを感じさせる造形だ
コンセプト20-23のサイドビュー。空気の流れを感じさせる造形だ

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 実用的とは言い難いが、パイクカーのような個性や日産のDNAをしっかりと感じさせてくれるコンセプト20-23。GT-RやフェアレディZとは違ったベクトルであるものの、現代の若者が心躍らせるスポーツカー、コンパクトカーとは何なのかを表現していると考えられ、おじさん世代としては、非常に興味深い。

【画像ギャラリー】市販はある!?? あの「ジューク」のデザインでも知られる日産デザインヨーロッパがデザインしたEVコンセプトカー「コンセプト20-23」(19枚)画像ギャラリー

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