■トヨタ・プロボックスは一見地味な商用車だけどいまやカスタムベースとして人気者に!
最後に紹介するのは、厳密にいえばステーションワゴンではなく商用車のプロボックス。
そのデビューは2002年7月。先進の環境・安全性能を備えたコマーシャルバンとして登場したプロボックスは取り回しの良いコンパクトさと十分な荷室容量を確保したパッケージはもとより、新開発のラテラルコントロールアーム付4リンクリアサスペンションや高剛性ボディの採用で優れた操縦性や走行安定性に乗用車ライクな乗り心地と高い静粛性を実現。
加えて、市場実態調査に基づいて運転席周りにビジネスをサポートする多彩で便利な装備・収納スペースを設置するなど、利便性も徹底的に追求されていた。
2014年8月にはフルモデルチェンジといっても過言ではないマイナーチェンジを実施。
プラットフォームの改良やサスペンションの構造を見直すことでさらに扱いやすく、高い操縦安定性と乗り心地の良さを両立するとともに、Dual VVT-iを採用した新搭載の1.3リッター 1NR-FEエンジンと1.5リッター 1NZ-FEエンジンにSuper CVT-iを組み合わせることで滑らかな走りとクラストップの燃費性能も実現した。
また、長時間のドライブが強いられるビジネスユースに対応するべく、フロントシートは腰から背中をしっかりと支えることで運転中の負担を最小限にとどめる最適化も図られている。
荷室も荷物を置きやすい低くフラットな床面やホイールの張り出しを抑えるなど、効率の良い積載性がしっかりと確保されている。
2022年1月には一部改良を行うとともに、ハイブリッド車に装備を厳選して価格を抑えた新グレードのGXも設定。最近ではカスタムのベース車両として採用するサードパーティも多く、商用車とは思えないようなスタイリッシュなモデルも増殖中だ。
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