耐久性は24万km!! かつてのロータリーと何が違う? MX-30 ロータリーEVで見えた可能性

■ロータリーEVの横展開はどうなる?

 さて、ロータリーEVがせっかく開発されたので、CX-5、CX-60などのSUVモデルにも将来的に横展開を期待したいというユーザーは多いだろう。しかし、これには問題がある。それはプラットフォームだ。

 MX-30はBEVをもともと想定して設計しているが、その他のモデルは内燃エンジンのみを想定して設計されている。まずフロア下にバッテリーを搭載するようにできていないのだ。そこに無理やりバッテリーを搭載することは難しい。

 そうなると、横展開が実現するのは、次のモデルチェンジのタイミングということになる。それまではロータリーEVの技術をさらに洗練させる期間といった感じだろう。

 ロータリーエンジンは、マツダが開発しているユーグレナ(藻類)を原料にしたe-合成燃料や、液体水素といった燃料を、そのままの構造で燃焼させることが可能なので、SKYACTIV-Xのように将来性に窮するという可能性は低いだろう。ロータリーEVのさらなる展開に期待したい!

【画像ギャラリー】ロータリーエンジンが存在感を示す! MX-30 R-EVは一味違う!!(15枚)画像ギャラリー

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