■心配の声多数……ダイハツよ、元気を取り戻せ!
長いトンネルに入ってしまったロッキー・ライズの不正認証問題。2023年にはムーヴやトールのモデルチェンジも控えていたはずなのだが、新型車発表も延期に次ぐ延期となった。
問題解決への糸口が見えない現状を打破するためなのか、トヨタがダイハツ生産の車両から、一時的に手を引こうとする動きが垣間見える。
11月に入り、矢継ぎ早に流れてきたルーミー・ピクシス・プロボックスのオーダーストップ。販売店では冷静な対応が続けられているが、現場のスタッフからは「ダイハツは大丈夫だろうか」と心配する声も聞こえてくる。
ダイハツの販売現場では、新型モデルが待てど暮らせど登場しないこの状況に、焦りの色も見え始めた。
乗換えの計画を立てていた顧客と商談が進まない状況が続き、長年かけて築き上げてきた信頼関係も、揺らぎ始めているという。
トヨタが完全子会社化したダイハツのOEM販売から、完全撤退することは無いと思うが、少なくともダイハツがトンネルを抜け出すまで、トヨタ販売店におけるダイハツOEMは「無いもの」とするほかないだろう。
トヨタとしては早期に手を打ち、販売現場の混乱を最小限に抑えたいところだ。
しかし、トヨタ・ダイハツ販売店にとって、ルーミー・トールとライズ・ロッキーは、納期が短く売れるクルマだっただけに、注文停止の打撃は大きい。
さらに注文取消の事態を起こしたロッキー・ライズでの対応を、両社の販売現場はかなり重く見ている。
不正認証問題の解決と、各車の生産スケジュール確保が急務となったダイハツ。タントを筆頭とした存在意義の大きいクルマが多いだけに、影響の長期化は残念の一言。
だがユーザーは、元気なダイハツの姿をもう一度見たいのだ。早期の信頼回復と巻き返しに期待したい。
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コメント
コメントの使い方親会社が悪い!
ルーミーもライズも売れてただけに勿体無い…ダイハツがんばれ!
下請け企業に影響が出そうです。