ダイハツで発生した不正認証問題は、2023年5月19日にダイハツロッキーとトヨタライズを出荷停止に追い込み、数万台規模の注文取消にまで発展している。ダイハツの動きが止まってしまった中、トヨタの新車OEM供給体制に動きがあった。この後、ダイハツは一体どうなってしまうのか!?
文/ジョー城ヶ崎、写真/トヨタ
【画像ギャラリー】続々とオーダー打ち切りの怪……ダイハツが生産するトヨタブランドのクルマたち(15枚)画像ギャラリー■ルーミー突然の生産終了!?
現在トヨタが、ダイハツからOEM(もしくは共同開発)を受けて販売している車種は6車種ある。
驚異的な販売台数を誇るルーミー、大人気だったライズの登録車2台と、コペンGR SPORT、ピクシスエポック・トラック・バンの軽自動車4台だ。
特にライズとルーミーは、トヨタでも主力を張れるほど売れていた。
しかしライズの不正認証問題が発覚してから、ルーミーも一時出荷停止を余儀なくされる。
その後、ルーミーだけは生産を再開したのだが、つい最近になって現行型ルーミーが生産終了を迎えると、複数のトヨタディーラーから情報を得た。
この生産終了を次期型へ向けた準備と捉える動きもあるが、打ち切りと表現する店も少なくない。
次期型の登場時期は、現段階でトヨタ販売店に通知されておらず、現行型終了から新型登場までは、かなり間が空きそうだ。
2023年6月にはピクシスジョイ、9月にはパッソが生産終了を迎えた。今回のルーミーに加えて、ピクシスバンとピクシストラックも、現行型オーダーを終了している。
ドミノ式にオーダーを打ち切り始めたダイハツOEM車種群。何か嫌な予感がする。
コペンGRとピクシスエポックは辛うじて残っているものの、その先行きは不透明。ダイハツOEMが、トヨタラインナップから消滅するというシナリオも、現実味を帯びてきた。
■売りたいプロボックスの増産まさかのNG
ダイハツで生産を請け負うトヨタ車にも、心配な動きがある。
現在、ダイハツ工業の工場で生産されているのは、ルーミー・ライズ・ピクシスシリーズ・コペンのOEM車と、プロボックス・タウンエースのトヨタビジネスカーだ。既にタウンエースはトヨタディーラーで注文受付ができなくなっている。
加えて、生産が順調とは言いがたいのがプロボックスだ。
全国のトヨタディーラーからは、プロボックスの増産要請が今年の10月に出されている。その回答が11月中旬に届いたのだが、気になる答えは、調整がつかずの「増産NG」だった。
ハイエースとともに、トヨタ販売店の法人需要を支えるプロボックスへ突き付けられた、まさかのNG対応。トヨタディーラーも、これには驚きを隠せない。
幸いにもプロボックスに関しては、次期型の予定が既に組まれているという。改良型の登場は24年3月頃だ。しかし、数か月間プロボックスの販売ができないのは痛い。販売現場では、急ぎ対応を続けている。
コメント
コメントの使い方親会社が悪い!
ルーミーもライズも売れてただけに勿体無い…ダイハツがんばれ!
下請け企業に影響が出そうです。
我が家は昔からNOトヨタ、NOダイハツだから、ダイハツが出荷停止しようが会社が潰れようが何も困らんし、どうでもいい。
以上、クルマ音痴の自己紹介でした
私はソリオにした。三気筒、鈍重、1.0ℓのルーミー系に比べ四気筒マイルドハイブリッド、(車体八こっちの方が若干大きいのに)重さ変わらず取り回し変わらず、1.2ℓ。スリムサーキュレータ、ヘッドアップディスプレイ。コスパでソリオの圧勝。少なくとも高速乗る機会が多いなら絶対ソリオ。まじで。
ソリオ、結構興味あるんですが、センターメーターが見づらそうで不安があります。ヘッドアップディスプレイ含めて、見やすさという点でどう感じますか?
全く問題ありません。
あれが見づらいということであれば免許返納か視覚障害を疑った方がいいくらいです。
日野そしてダイハツに迷惑をかけさせられ続けるトヨタ、ほんとうにかわいそう。皆でトヨタのクルマを買って応援するしかない。
トヨタも少し前にフォークリフトの不正やってますし。2023年12月22日時点でダイハツの不正に対しトヨタに責任はないと言っていますが、絶対ある。親会社の責任というモノと、管理体制。ルーミーやライズはトヨタが造らせた車でもあるわけで。
トヨタはこれを機会にOEMに頼らず全て自社開発にすべき
ルーミーは性能に関しては安かろう悪かろうの粗悪品だったから生産終了は歓迎。
「元気を取り戻せ」
それが従業員たちに過剰なプレッシャーを与えて不正に手を染めることに繋がってるんじゃない?
ここまで日本経済の柱の1つであるトヨタに祟るなら、潰した方が中長期的には日本経済にとって良かったりして