東京モーターショーに抱く思い ビートとS660、ピンクのクラウン……【復刻・徳大寺有恒「俺と疾れ!!」】

■アヴァンタイムを見かけた

ルノー・アヴァンタイム…「2ドアミニバン」という特異なコンセプトを持ち、2002年11月日本に導入された。全長×全幅×全高は4680×1835×1630mmと当時としてはかなり大きかった。ドアは1.4mもあり、乗降性は決してよくなかった。FFでV6、2.9Lを搭載し、価格は500万円。この大きさで5人乗りは日本人には贅沢すぎた
ルノー・アヴァンタイム…「2ドアミニバン」という特異なコンセプトを持ち、2002年11月日本に導入された。全長×全幅×全高は4680×1835×1630mmと当時としてはかなり大きかった。ドアは1.4mもあり、乗降性は決してよくなかった。FFでV6、2.9Lを搭載し、価格は500万円。この大きさで5人乗りは日本人には贅沢すぎた

(ルノーアヴァンタイムを東京で見かけました、日本からこういうクルマが生まれてこないのはなぜなのでしょう、という疑問に答えて)

 アヴァンタイムが日本に導入された2002年に私も乗ってみましたが、全幅が当時としては大きく(1835mm)もてあました記憶があります。

 今やミドルセダンのほとんどがこのサイズなのですから、現在乗るとまた違う印象を持つでしょうね。

 アヴァンタイムはそのサイズが必要だとルノーは主張していましたが、日本では取り回しづらく、見切りがよくないこともあって不便なくらいでした。

 フランスでも思ったより売れませんでした。パリでもリヨンでもニースでも道はタイトです。アヴァンタイムが、あのデザインでもう少し小さかったらと思ったりします。あのコンセプトはあれほど大きくなくてもできたのではないかと思います。

 むしろ日本のミニバンのほうが、アヴァンタイムが狙った理想に近いように思います。

■ピンクのクラウン

(読者の方からの14代目クラウンの特別色ピンクの話題に答えて)

 ピンクのクラウン、私はあまり評価していません。私と同じくらいのばあさんならともかく(ピンクは基本的にはばあさんカラーです)若い女性には乗ってほしくありません。またハリウッドの役者なら別ですが、いい歳の男が乗るのは難しいでしょう。

 私が思うおしゃれな色はアイヴォリーホワイトかメタリックでないグレイだと思います。内装はタンかベージュ中心にまとめたいです。

 黒ずくめというのはなんともうっとうしいです。ただし、カラーは個人の好みですから、他人がどう思おうが、それぞれが楽しめばいいと思います。

ピンクのクラウン…650台を受注し、12月からデリバリーが始まった新色「モモタロウ」の購入者層は30代、40代が約4割を占め、女性の購入者は約35%だという。街で見かけた時にどんな印象を与えるのか? 楽しみではある
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■徳大寺有恒の「俺と疾れ!」リバイバル特集

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