新型キックスがついに発表! アリアのようなグリルが特徴のイケメン顔だが、なんかVモーショングリルが見当たらないような……10年前くらいから見られたがここにきて転換期を迎えているということだろうか? しかしよくよく見てみると、うっすらVモーショングリルが!
文/ベストカーWeb編集部、写真/日産
■新型キックスは日産の新たな顔になるのか?
北米で発表された新型キックス。現行型とは一変した貫禄ある顔つきに一目ぼれした読者も多いと思うが、日産車といえばこれまで「Vモーショングリル」と呼ばれるV字型をしたフロントマスクを採用していたはず。
ところが一見したところ新型キックスは様子が違う。フロントマスクは大きな長方形スタイルで、その中にヘッドランプとグリルが形成されているのだ。堂々としたワイド感があって素晴らしいじゃないか。
とはいえ、このフロントマスクは唐突に出てきたわけじゃない。いくつかの進化の跡があるのだ。部ベストカーWeb編集では、ベースとなったのはセレナ、それが中国で発表されたパスファインダーへと進化して、さらにキックスになったという見立てなのだがいかがだろうか。
■日本導入に期待!
中国向けパスファインダーは、2023年の広州モーターショーでデビューした東風日産製のSUVだが、セレナのグリルを横に広げたようなルックスが特長。これはこれでカッコいいのだが、まだグリル下側からV字型に広がるVモーショングリル的な面影はある。
その面影をバッサリ捨てて、真四角なグリル形状としたのが新型キックスというわけだが、よくみるとVモーショングリルを捨てたわけじゃない。ヘッドランプの目尻側にしっかりV字状のデザイン処理が施されているのだ。
セレナ以降の新しいフロントグリルを、日産はデジタルVモーショングリルと呼んでいるが、キックスのような大胆な解釈が出てきた点は非常にうれしい。今後もガッコいいクルマをガシガシ投入してほしい!
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