日本ではあまり馴染みがないが、海外では自動車業界と言うのは弱肉強食。強いヤツが弱いヤツを淘汰、はたまたその逆も然り、そんな中でも世界のトヨタはその頂点に立ち続けている。今回はそんなトヨタのSUVを最新車も交えてドドンと一挙に紹介していこう。
※本稿は2024年4月のものです 追記:ランドクルーザー250は2024年4月18日に発売されました
文/渡辺陽一郎、写真/ベストカー編集部、TOYOTA
初出:『ベストカー』2024年5月10日号
※ハイブリッドはHV、マイルドハイブリッドはMHV、ディーゼルターボはDT、電気自動車はBEVと表記しています
■トヨタ センチュリー(2023年9月登場)
価格は2500万円と高く、購入にも抽選などがあるモデルだが、外観の存在感は格別だ。ボディ剛性を高めて、後席の快適性だけでなく運転感覚も向上させた。
【主要諸元】
・全長5205×全幅1990×全高1805mm
・2570kg
・最低地上高185mm
・3.5L、V6(262ps/34.2kgm)+モーター(F:182ps/R:109ps)
・WLTCモード14.2km/L
■トヨタ ランドクルーザー300(2021年8月登場)
全長が約5m、全幅も約2mの重量級ボディにより、悠々とした運転感覚を味わえる。悪路向けのSUVだから、各種の電子制御機能によって走破力も抜群だ。
【主要諸元】
・全長4950×全幅1980×全高1925mm
・2430kg
・最低地上高225mm
・3.5L、V6ツインターボ(415ps/66.3kgm)
・WLTCモード8.0km/L
■トヨタ ランドクルーザー70(2023年11月登場)
発売は1984年で、40年間フルモデルチェンジされていないが、悪路走破力は優秀。顧客の「変えないで欲しい」という願いに応えながら安全装備は充実させた。
【主要諸元】
・全長4890×全幅1870×全高1920mm
・2300kg
・最低地上高200mm
・2.8L、直4ディーゼルターボ(204ps/51.0kgm)
・WLTCモード10.1km/L
■トヨタ クラウンクロスオーバー(2022年9月登場)
大径タイヤなどを装着するSUVだが、ボディタイプは後部に独立したトランクスペースを備えるセダンだ。4WDと後輪操舵機能などにより走行安定性は高い。
【主要諸元】
・全長4930×全幅1840×全高1540mm
・1770kg
・最低地上高145mm
・2.5L、直4(186ps/22.5kgm)+モーター(F:119.6ps/R:54.4ps)
・WLTCモード22.4km/L
■トヨタ クラウンスポーツ(2023年10月登場)
クラウンクロスオーバーに比べると、全長は210mm、ホイールベースは80mm短く、全幅は逆に40mm幅広い。その効果でステアリング操作に対する車両の挙動は機敏だ。パワーユニットは、システム最高出力が349馬力に達する2.4LターボのHVは選べないが、306馬力のPHEVを設定している。
【主要諸元】
・全長4720×全幅1880×全高1565mm
・1810kg
・最低地上高160mm
・2.5L、直4(186ps/22.5kgm)+モーター(F:120.0ps/R:54.0ps)
・WLTCモード21.3km/L
コメント
コメントの使い方走行性・巡行能を引き上げられている欧州仕様と装備面での差が全然ないのに、価格的には大幅に安いヤリスクロス、
世界戦略車ゆえに内容に対して割安なRAV4、国内メインで作られた故に細かい所まで心遣いが行き届いてるハリアー上位グレード、
これらは誰にでもお勧めできますが、他は趣味性が高い、刺さる人だけ買う車ですね